2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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●救援活動、徐々にはじまる

 インドネシアのスマトラ島沖で起きた地震で、震源に近い島ではインドネシア軍や国連機関などによる救援活動が少しずつ始まっているが、依然、多くの人が地震で崩れた建物の下に閉じ込められており、住民による手作業での救出活動が続いている。日本時間の29日未明に起きたスマトラ島沖を震源とする地震では、震源地に近いニアス島でこれまでに300人以上が死亡したほか、ニアス島の北のシムル島でも17人が死亡し、さらにスマトラ島側のアチェ州の町、シンキルでも11人の死亡が確認されている。
 ニアス島には、29日夜から30日にかけてWFP(世界食糧計画)など国連機関の救援チームやインドネシア軍の艦船が到着し、救援物資を届けたり、けが人を手当をするなどの救援活動が少しずつはじまっているが、橋や道路が寸断されているため、救援チームは、被災地になかなかたどりつけずにいる。
 現地では、地震で崩れた建物の下に、依然、多くの人が閉じ込められており、住民達は積み重なったがれきのすき間から生存者を探し、のこぎりなどをつかっての手作業で、懸命の救出活動を続けている。
 また、多くの住民が家を失って屋外のテントなどで過ごしているが、水や食糧が不足しているため、物資がとりあいになったり、商店から食料が奪われたりしているという情報もあり、被災地に救援物資を行き渡らせることが緊急の課題となっている。
 いっぽう、病院も被害を受け、医療設備が使えなくなっていることからけがの程度の重い人は国連のヘリコプターなどで対岸の病院に移送しているが、ヘリコプターの数も足りない状況だという。
 こうした中、IOM(国際移住機関)など国連の各機関は、テントや食料、それに、消毒液や包帯などの医薬品を船で輸送しているが、ニアス島に到着するまでにはまだかなりの時間がかかる見通しである。(NHK, 05/03/30)
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by NINDJA | 2005-03-30 12:00 | 被災状況