2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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●津波もアチェに和平をもたらさず

 自由アチェ運動(GAM)司令官ムザキル・マナフは9日、アチェを襲った津波から約6か月となるが、これは数十年にわたる紛争に平和的解決をもたらすものではなく、インドネシア政府の気を一瞬そらすにすぎず、政府が和平を進めようとする意志のないことが明らかになったと述べた。「ジャカルタがほんの少しでも和平に歩み寄ろうとする意向を持ち合わせないことが、恐ろしいほど明らかになった」
 この発言は政府が今週、津波により加速していた和平会談におけるGAM側の重要な要求を退ける決定をしたことによる。ウィドド・AS政治法治安担当調整相は7日の閣僚会議後、GAMがアチェの一政党となるという要求は法改正を必要とするため合意できないと語った。いっぽうGAM側は、法改正を提案している。
 和平会談は、昨年12月26日の地震・津波を受け、今年になってGAM亡命政府の交渉担当者と政府とのあいだで、フィンランドの首都ヘルシンキにおいて再開されており、何十億ドルもの援助資金が寄せられているアチェの再建を順調に進めるものとして重要視されていた。
 政府とGAMは76年以降、およそ1万2000人もの、主に民間人が犠牲になってきた紛争を終結するため、来月12日からヘルシンキで第5回目の会談をおこなう予定である。
 長年にわたり、GAMと国軍とのあいだの不信は続いており、和平交渉を難しくしていた。和平会談が開始されてからも、ほぼ毎日のように両者の衝突事件が報じられている。今回GAM側の要求が拒否されたことにより、会談はさらに難しいものとなるとみられる。(Reuters, 05/06/09)
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by NINDJA | 2005-06-09 12:00 | 和平への動き