2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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●国会への国軍報告、民間人の犠牲者に触れず

 アチェでの戒厳令が適用されていた2年間についての軍事作戦成果報告のなかで、エンドリアルトノ・スタルト国軍司令官は、民間人の犠牲者数には触れず、作戦で死亡した自由アチェ運動(GAM)メンバーについてのみ国会に対し報告した。報告では、2004年11月19日から2005年5月18日までの第2次非常事態中、GAMメンバーの660名が死亡、696名が投降、505名が拘束され、国軍兵士の81名が死亡、75名が負傷したと伝えられる。またGAMが所有する646丁の銃器が押収され、国軍側は4丁のみ紛失したという。
 この報告では、民間人の犠牲者のことにまったく触れられておらず、また国会第1委員会も民間人の犠牲者の有無について指摘しなかった。
 しかし、アチェ人権NGO連合によって流されたデータによると、1年間の非常事態中に248名の民間人が犠牲者となったという。さらに、それ以前の軍事戒厳令中、民間人の犠牲者のデータを加える必要がある。国家人権委員会も、同様の報告を出している。
 また、国家第1委員会は、何十兆ルピアもの国家予算をつぎ込んだ軍事戒厳令と非常事態中の費用の責任の所在について質問しなかった。汚職撲滅委員会(KPK)は、最初の6カ月間の第1次軍事戒厳令の段階だけで、アチェでの軍事作戦予算のうち 2.7兆ルピアの汚職の疑いがあると声明を出している。(fpdra.org, 05/06/09)
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by NINDJA | 2005-06-09 12:00 | 軍事作戦・人権侵害