2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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●GAM、赤十字スタッフ銃撃に非難

 以下は、赤十字スタッフが銃撃されたことを受けて22日に出された自由アチェ運動(GAM)の声明である。

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 われわれは、インドネシア治安部隊によって外国の赤十字スタッフが昨晩、西アチェで銃撃されたことを強く非難する。
 当然ながら、インドネシア国軍は、GAMを非難している。しかし、それこそが銃撃の目的なのである。少し考えれば、その理由ははっきりする。
 GAMとアチェ人がついに実現したアチェにおける外国の存在を歓迎しているのに対し、インドネシア政府と国軍は恐怖を感じている。彼らは暴利をむさぼるための外貨は望んではいるが、外国人自体は望んでいない。必然的に、外国人は全ての政治的な事件に巻き込まれる。彼らは、その存在によって紛争を国際化する。とんでもない、彼らはGAMを好んでいるかもしれないのだ!
 津波の数日後、インドネシア政府と国軍は、いつ外国人が去らなければならければならないかについて、すでに話していた。
 インドネシア政府は、外国軍の最終撤退期限を設定した。アチェ人、GAMおよび外国の政府は、その軍隊が残ることを求めた。彼らは、去ることを強制されたのだ。その後、インドネシア政府は、大部分のNGOの最終撤退期限を設定した。
 アチェ人、GAMおよび外国の政府は、あらゆる最終期限に反対していた。大部分のNGOは去らなければならなかった。
 ここ数カ月、インドネシア政府と国軍は、アチェを支援するためここに滞在している善意の人たちに対し、より厳しい規制と官僚主義を絶えず押しつけてきた。
 インドネシア国軍は、これらの厄介な外国人の活動の自由をコントロールしたいのである。GAMとアチェ人は、彼らが希望どおり自由に活動できることを望んでいる。
 外国の援助関係者は、毎日州都から西アチェのムラボーまで200kmの距離を移動している。アチェで最も津波の被害を受けた地域において、外国人は現在、アチェ人がインドネシア治安部隊に抱いている苦々しい感情を毎日聞いている。アチェ人がインドネシアに去って欲しい理由と彼らが圧倒的にGAMを支持する理由について、多くの国際社会ははじめて自身で学んだのだ。
 巨大な波が北および西アチェの海岸に押し寄せ、町と村を呑み込んだとき、アチェ人は最後の審判の日が来たと信じた。しかしすぐに、彼らは米国やほかの外国のヘリコプターが上空に旋回するのを見て、救出、という劇的ななにかを感じた。アチェ人にとって、この救出は単に飢えからの救出ではなく、インドネシアによる暴力という数十年の津波に対する、長く夢見た国際的な保護であった。
 何カ月ものあいだ、アチェにおいて外国のNGOワーカーは、つい先ほど起きたような種類のインドネシア治安部隊の銃撃を恐れてきた。陸軍特殊部隊やインドネシアのほかの特殊部隊はこの種の「闇の作戦」で有名である。
 要するに、外国人を撃って、GAMを非難するということは、一石二鳥なのである。

中央軍司令部、05年6月22日、ソフヤン・ダウド軍報道官(ASNLF, 05/06/22)
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by NINDJA | 2005-06-22 12:00 | GAM情報