2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


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●インドネシアとGAMとの協議、最終段階

 インドネシア政府と自由アチェ運動(GAM)5度目の協議が成功したら、その成果は今年8月に正式な政治合意として公式化される。フィンランドのヘルシンキでおこなわれた自由アチェ運動(GAM)との4回の非公式協議後、政府は公式会合の準備に入った。その条件は、5度目の非公式協議でアチェの恒久的和平合意の草案を生み出すことであった。
 ユスフ・カラ副大統領によると、来週ヘルシンキで開かれる5度目の非公式協議において、政府とGAMが、覚書について議論する段階に入ったという。この覚書は、第1回から4回までの会合の結果を意味する。
 7月11日から18日にかけておこなわれる、第5回会合を前にユスフ・カラは6日、「もしもこの覚書が合意されることになれば、政府は公式会合のためのつぎのステップを踏み出すことができる」と語った。
 カラは、GAMとの会談の結果について、国会議員を含む国内外のすべての勢力から支持されると確信していると述べた。「この合意を問題とする国会議員がいてもそれは当然だ」と語りつつも、彼は、組織として国会が政府の取組みを受け入れることができるとみている。
 地方政党の設置などGAMから挙がっている要求にふれて、カラは、政府がその選択肢を取り入れるつもりがないことを強調した。しかしこれらの問題は、第5回の協議で話し合われる予定だという。
 インドネシア大学の政治学者アンディ・ウィジャヤントは、ヘルシンキでの交渉が多くの進歩をもたらしたと見ている。彼は本紙に対し、「少なくとも最初からGAMはもはや独立を要求していない」と語った。当然の帰結として、GAMは特別自治の改訂を要求しているという。
 いっぽう、アチェ・ワーキング・グループのオットー・シャムスディンも、この交渉が進展しているとみており、残すは、現場での実施であり、モニタリング・チームによる監視が必要であるという。
 インドネシア国軍本部では、この最終交渉がアチェにおける部隊の展開に対してもたらす影響を予期する動きが出はじめている。国軍本部情報局長コーリン・スガンダ少将は、もしも部隊の引き上げがこの交渉の合意事項の一つになった場合に備えて準備をしていると語っている。(Republika, 05/07/07)
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by NINDJA | 2005-07-07 12:00 | 和平への動き