2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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●活動報告(2005年8月14日)

 昨日、マタン・スリメン集落にランプを届ける予定でしたが、こちらの友人の体調が悪くなってしまい、ランプを購入するにとどまりました。明日か明後日に届けることになります。
 さて、今日はシャムタリラ・バユ郡ランチョッ村の人びとの避難民キャンプで、明日の和平合意調印に向けて、和平祈願のイベントがありました。ロスマウェ、北アチェ県のNGOが合同で開いたものです。はじめて、少し遠くまでバイクを運転しました。なんとなく景色も違ってみえます。
c0035102_1751354.jpg ランチョッ村の人びとは、地震・津波から8カ月近い現在も、避難民キャンプでの生活を強いられています。なかにはルンビアの葉で屋根を葺いた掘っ立て小屋も建っていますが、ほとんどがテント生活です。朝8時ごろ、女性たちはキャンプで洗濯に励んでいました。
c0035102_1753889.jpg イベントの開かれる舞台上では女の子たちが集まって、詩を詠みあげる練習をしています。その横で、男の子たちが自動小銃のおもちゃをもって遊んでいます。先ほど観たテレビのアチェ特集で、アチェの子どもたちは、もっとも暴力に対面していると言っても過言ではなく、そのために怒りやすい、親との関係を築けない、などの影響が出ていると、心理学者が言っていました。
c0035102_1761140.jpg 先日、支援したマイク、スピーカー、アンプのセット(86万5000ルピア)を設置し、9時半すぎ、いよいよイベントの開始です。太鼓とスルネカレー(笛)の演奏がオープニングを飾り、その後、女の子たちの踊りです。おそらく、本来は、金色の器にピナンを入れて踊り、最後にピナンを客に配るというものだと思うのですが(2000年にバンダ・アチェで開かれたNGO会議ではそうだった)、子どもだからなのか、器には花びらが入れられていました。c0035102_176356.jpg器がなく、プラスチックのお椀をもっている女の子もいます。
 その後、女の子2人、さらに飛び入りで男の子が詩を詠みました。アチェの子どもは、非常に「芸達者」です。詩を詠むのも、身振り手振り交え、本当に感情を込めています。津波のこと、避難キャンプ生活で苦しいことを詠います。
c0035102_176555.jpg 最後にNGOが和平支援の声明を読み上げ、みんなで祈りを捧げて、イベントは終了しました。
 7月末にジャカルタで開かれたセミナーでも、和平と復興は切り離せるものではなく、和平なくして復興はないということが強調されました。わたし自身の体験でも、避難民がキャンプや仮設住宅近くの海兵隊ポストにおびえたり、支援物資を治安部隊に横領されたりするケースは少なくありません。c0035102_177148.jpg30年の紛争で苦しんできた人びとが、さらに津波に遭い、いま生活を再建しようとしています。彼らの重荷が少しでも軽くなるよう、早く平和が訪れて欲しいと思います。
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by NINDJA | 2005-08-14 17:10 | NINDJAの救援活動