2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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●国軍、「反独立派」パラノイア


 国軍が今回の災害を、アチェ独立派掃討の機会にするのではないかと懸念されている。
 リャミザード・リャクドゥ陸軍参謀長は1月4日、GAMが東アチェで運搬中の救援物資や医薬品を奇襲、略奪している、救援物資を盗むため難民キャンプに潜入していると非難した。
 しかし、スウェーデンに亡命中のGAM幹部は、GAMが災害後ただちに一時休戦を宣言しており、そのような略奪への関与は一切ないと否定している。GAM広報官バフティアル・アブドゥラは、政府が救援活動を口実に、GAM掃討を目的とした兵士をより多くアチェに送っている、また、政府の救援人員がアチェで独立派の人びとに暴行を加えるなど攻撃している、と非難した。
 国軍広報官は先週、救援活動と同時に、国軍がこれまでと変わらずGAMへの攻撃も続けると発表している。国軍は、新たに3424人の人員を人道支援のためアチェに配置させた。

<変わらぬ国軍>
 在オーストラリアのアチェ人ヌルディン・アブドゥル・ラフマンは、国軍が一時休戦を尊重していないと批判した。また国軍は、村人が、GAMの拠点がある内陸部の畑に行くことを禁じているという。
<不吉な予感?>
 インドネシア民主青年組織(GMDI)は3日、GAMにこの災害を機に独立運動を止めるよう呼びかけた。彼らは、今回の大災害が、父なる自然がインドネシア共和国からの分離独立をもくろむGAMに送った警告である、と主張している。
<救援のための別組織提案される>
 国会は4日、GAM掃討と救援活動を分離し、救援活動の効率を上げるため、これまでとは別組織で、GAM掃討を目的としない兵士をアチェに送ることを提案した。この提案対し大統領広報官アンディ・マラランゲンは、アチェはすでに非掃討目的な軍の管理下にある、として鈍い反応しか見せなかった。
 4日、国防省はその予算の2357億8651万4046ルピア(2540万ドル)を災害後30日間の救援活動の資金として国軍に拠出している。(Laksamana.Net, 05/01/04)
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by NINDJA | 2005-01-04 12:13 | 軍事作戦・人権侵害