2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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●アチェ・北スマトラ地震・津波の犠牲者への政府の鈍い対応に対する共同声明

 同じように災害に見舞われたほかの国々と比較すると、インドネシア政府は、その対応において大幅に遅れをとっている。インドネシア政府は、崩壊したインフラの修復について言及すらしておらず、また、トラウマを負ったアチェの人びとのための具体的な政策も一切打ち出していない。
 インドネシア国軍はなおもスウィーピングス(検問)のような抑圧的な手段をムラボー、ナガン・ラヤなどに向かおうとするボランティアに対しおこなっている。さらに、国軍はボランティアによっても運ばれた物資を、すべて一度国軍ポストに集め、それから国軍によって分配することを要求している。
 避難民の状態はとてもひどい。1月1日には、いくつかの避難民キャンプで物資配給が途絶えた。また、メディアの届かないようなサマランガやピディの地域では、いまだに人手が足りず死体が放置されたままである。
 メダンのポロニア空港、アチェのブラン・ビンタン軍用飛行場で、物資は山積みになり、非効率的な分配によって、多くが無駄になっている。
 以上に鑑み、アチェのための民衆運動連帯(SEGERA)、アチェ民衆協会(IKARA)は、以下を政府に要求する。
○危機的な状態にある地域への人道支援、遺体収容、ボランティアの動員を要求する。
○ボランティア(非戦闘目的の国軍・警察も含む)のより大規模な動員および、被害状況の深刻さに応じた配置を要求する。
○政府に、被災現場で起きている国軍によるさまざまな犯罪の実態を報告し、その責任をとるよう要求する。
・ボランティアに対する違法「徴税」(ムラボーで、4万から5万ルピア)
・国軍による被災者への人道物資の売りつけ(バンダ・アチェ、ビルン、ムラボーで発生、04年12月30日の報告)
・ブラン・ビンタン軍用飛行場で起きた国軍による救援物資の窃盗(1月3日の報告)
○国軍と自由アチェ運動(GAM)に対し、政府が停戦を呼びかけ、被災者のための人道活動に取り組むよう要求する。
○アチェの多国籍企業(エクソン・モービル、アルン、アセアン肥料社)に対し、最低5兆ルピアの寄付を災害の復興に拠出するよう要求する。
○遺体収容と犠牲者登録が終了していないため、いかなる人も、犠牲者の子どもを養子にしないように要求する。そして、政府に対し、アチェの犠牲者の子供の売買に対し、断固とした手段でこれを罰するよう要求する。
ジャカルタ、2005年1月4日(SEGERA+IKARA, 05/01/04)
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by NINDJA | 2005-01-04 12:00 | 国軍の援助妨害