2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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●国軍指揮下の民兵、国連輸送団襲撃準備

 13日、インドネシア国軍の無線を傍受した反暴力学生青年戦線(FOMAPAK)は、国軍が民兵を組織し、国連の物資輸送団を襲撃させたのち、自由アチェ運動(GAM)による行動だと見せかける準備をおこなっているとして警戒を呼びかけている。

<無線の内容>
 無線の内容は、北アチェ県ロスマウェの襲撃作戦司令官が指揮下の全部隊に出した命令で、以下のようなものであった。
・アチェ東海岸の民兵を武装させ、物資を支援すること。
・民兵が使用する武器は、自由アチェ運動(GAM)が通常使用しているものにすること。
・民兵をGAMの拠点に配置すること。
・アチェ人の住民を作戦でつかうために捕らえること。
・現地住民と直接コミュニケーションをとらず、また可能な限り、住民に動きを見られないよう勤めること。
・インドネシア国軍を支持する非アチェ人をすべて、反ゲリラ軍事訓練に動員すること。

<無線後の現地の状況>
・無線後、東アチェおよび北アチェ県に駐屯する国軍部隊すべてが動員され、軍事作戦を実施するため各地に送られはじめた。すでに軍事作戦が実施されていた地域(東アチェ県のアラミアからアルまで)では、兵士が増員された。
・プルラック郡ブサ・スブランでは、セメント製の橋が非爆発物によって破壊された。
・道路沿いの国軍部隊は、その多くが奥地、あるいは人口密度の高い地域に動員された。
・GAMに対する戦闘に、民兵を参加させている。
・2005年1月17日から民兵に対する訓練が開始される。

<今後の予想>
・訓練を受けた民兵は、かつてGAMが国軍を襲撃した地域に配置されるため、その地域での襲撃事件がGAMによるものであるとのイメージがつくられる。
・民兵は秘密裏に配置され、現地住民とのコミュニケーションはまったくない。
・民兵はGAMがしばしば使用する武器で武装される。
・民兵は、国軍の物資輸送団を襲撃し、GAMの攻撃だと思わせるような物証を置いていく。処刑予定の国軍兵士が、国軍物資輸送団の護衛として連れて行かれるかもしれない。国軍兵士が殺害されれば、GAMによる攻撃だと思わせることができるからである。
・GAMが停戦に熱心ではないというイメージを、海外メディアに植えつけることができれば、アチェに対する国際的な支援を低下させることができる。(FOMAPAK, 05/01/14)
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by NINDJA | 2005-01-14 12:00 | 軍事作戦・人権侵害