●GAM「アチェ行政法案は拒否される可能性がある」
2006年 06月 16日
アチェ行政法案のGAM案作成チームのトゥンク・カマルザマンとファイサル・プトラは15日、特別委員会で審議が終わった行政法案について、ヘルシンキの和平合意覚書から大きく歪められており、その結果拒否される可能性があるとの見方を示した。
カマルザマンは、たとえば覚書で合意された10の最重要項目において、国会と政府のあいだで審議を終えた行政法案に歪みが生じていると述べた。とくに、アチェ政府の権限について、アチェの政策を決めるDPRAに関する合意について記された第 7条第3項と第8条から乖離しているという。
行政法が和平合意覚書から大きく歪んでいると考えられ、否決される可能性があるが、カマルザマンは覚書を破棄するつもりはないと述べた。また同氏は、行政法がヘルシンキの覚書に立ち返り、アチェとGAMの要求が解決するように、外国が関与する可能性は低いとの見方を示している。
いっぽう、ファイザル・プトラは、ヘルシンキの覚書に国際的な関与をすることに対して規定があったと述べた。もし、不服を示す者があれば、アチェ監視使節団(AMM)に申し出ることができるという。「もし解決しなかった場合は政治・法・治安担当調整相、海外に住むGAM高官、欧州連合の政治コーディネーター、および危機管理イニシアティブ(CMI)理事会へ意見の対立を提出することができる」
意見の対立は、CMIによって解決される。CMIはすべての側を拘束する決議を出せるという。しかし、ファイザルは、GAMが外国勢を参加させることをまだ考えていないとし、いぜんとして政府との政治外交に期待すると語った。(Suara Pembaruan, 06/06/16)
カマルザマンは、たとえば覚書で合意された10の最重要項目において、国会と政府のあいだで審議を終えた行政法案に歪みが生じていると述べた。とくに、アチェ政府の権限について、アチェの政策を決めるDPRAに関する合意について記された第 7条第3項と第8条から乖離しているという。
行政法が和平合意覚書から大きく歪んでいると考えられ、否決される可能性があるが、カマルザマンは覚書を破棄するつもりはないと述べた。また同氏は、行政法がヘルシンキの覚書に立ち返り、アチェとGAMの要求が解決するように、外国が関与する可能性は低いとの見方を示している。
いっぽう、ファイザル・プトラは、ヘルシンキの覚書に国際的な関与をすることに対して規定があったと述べた。もし、不服を示す者があれば、アチェ監視使節団(AMM)に申し出ることができるという。「もし解決しなかった場合は政治・法・治安担当調整相、海外に住むGAM高官、欧州連合の政治コーディネーター、および危機管理イニシアティブ(CMI)理事会へ意見の対立を提出することができる」
意見の対立は、CMIによって解決される。CMIはすべての側を拘束する決議を出せるという。しかし、ファイザルは、GAMが外国勢を参加させることをまだ考えていないとし、いぜんとして政府との政治外交に期待すると語った。(Suara Pembaruan, 06/06/16)
by nindja
| 2006-06-16 12:00
| 和平への動き