2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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●国軍、停戦取決めにもかかわらず反政府勢力を襲撃

 津波発生で、非公式に停戦合意が成されたにもかかわらず、インドネシア国軍はアチェで散発的に反政府勢力への攻撃を継続している。「この2週間で、われわれは120人以上の自由アチェ運動(GAM)メンバーを殺害し、彼らの武器を没収せざるを得なかった」と、リャミザード・リャクドゥ陸軍参謀長は語った。
 反政府勢力の人びとが、自分の家族の生存を確認しようと姿を現したところを殺害されたという報告もある。津波の被害にあったアチェの避難民のうち数名は、自分のもとに訪れたGAMメンバーが、国軍兵士に発砲されたとAPに語っている。
 国軍は、津波の被害をもっとも受けた地域に救援物資が届けられるよう、GAMに対して攻撃せざるをえない状況であると話している。しかし、反政府勢力のリーダーたちは、支援協力するためにジャカルタ当局と話し合いたいと語っている。
 救援活動にあたる海外各国の支援団体も、分離主義勢力による襲撃は一切ないと報告しており、バンダ・アチェからの移動に護衛をつけるという国軍の意図に疑問を投げかけている団体もある。
 インドネシア当局は今週、ユドヨノ大統領が今月末までにGAMとの停戦協議の実施を希望していることを明らかにした。しかし、陸軍参謀長は、重要な石油と天然ガスの宝庫であるアチェが東ティモールと同様に独立への道を歩む可能性を危惧し、強行路線の維持を望んでいるとも伝えられる。
 18カ月前、ジャカルタ当局が協議から手を引き、5000人の反政府勢力掃討のために、4万人の軍隊をアチェに送った時点で、話し合いによる解決への道は閉ざされていた。(The Independent, 05/01/21)
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by NINDJA | 2005-01-21 12:00 | 軍事作戦・人権侵害