2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

●和平合意と津波復興でアチェの違法伐採増加

 アチェでは反乱が収まり平和になったことで、かつてはアクセスできなかった原生林への出入りが可能になり、元GAMメンバーは銃をチェーンソーに持ち替え、伐採で儲けるようになった。こうして、世界第3の規模を誇る熱帯雨林が危険にさらされている。
 アチェの密林で5年間、ゲリラ戦を闘ってきたタイディン(25歳)は「誰もが伐採に関わっている」と言う。平和が確立されたとき、タイディンは職がなく、現金を稼ぐため、多くの反乱軍のメンバーとともに樹齢100年以上の木材を切り出しはじめた。木材を切り出す許可がないので、警察に賄賂を握らせ州都バンダ・アチェに木材を搬出しているという。
 インドネシアの熱帯雨林は、過去50年間でその約40%を失った。「地球の友」や「世界自然保護基金(WWF)」によれば、スマトラやカリマンタンの低地では、毎年ニュージャージー州と同等の面積の森林伐採がおこなわれていることから、2010年にはこれら地域で森林が消失してしまうと予測している。
 いっぽう、地震と津波の復興支援に奔走する国内外の団体は、迅速な住宅建設と合法建材を使用する義務のバランスを取らなければならない。違法木材を購入し捕らえられた団体もあれば、木材使用の少ない設計に変えたり、合法木材を得るために建設を延期したりしている。2001年から商業伐採が禁じられているアチェでは、インドネシア他地域から材木を調達する傾向が強い。しかしWWFは、インドネシアの材木の70%が保護されていることから、国外から輸入するよう呼びかけている。しかしそれを実行しているのは4団体にすぎない。(Jakarta Post, 06/08/04)
[PR]
by nindja | 2006-08-04 12:00