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2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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●協議、行き詰まりか

 ヘルシンキでおこなわれているインドネシア政府と自由アチェ運動(GAM)の非公式会談は29日もつづけられている。危機管理イニシアティブ(CMI)の仲介でおこなわれている協議だが、なんら成果を生み出さない可能性が高くなってきた。
 インドネシア代表団は、アチェ問題解決を、2001年法律第18号(アチェ特別自治法)で定められた特別自治で図りたいと考えている。GAM部隊は山から降り、すべての武器を差し出さなくてはならない。
 しかし、GAM代表団は、政府の提案を前向きにとらえていない。GAMはまず津波後の復興と救援活動が円滑におこなわれるよう限定的武装解除を提案している。
 インドネシア政府にとって、これは受け入れられることではない。アチェの治安はインドネシア政府、つまり国軍・警察の責任であり、仮にボランティアが命を落とすようなことになれば、インドネシアの名声は地に落ちてしまう。
 そのためインドネシア側は、このような事態がつづくなら、29日夕方(ヘルシンキ時間)には交渉のテーブルを離れる可能性がたかくなっている。(Liputan6.com, 05/01/29)
by NINDJA | 2005-01-29 12:00 | 和平への動き