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2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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●ITボランティア、税関の姿勢に遺憾の意を表明

 アチェにおける緊急ITインフラ再建を支援する「Air Putih」は1日、海外の援助について、税関で何度も障害を経験していることについて、遺憾の意を表明した。「わたしたちだけでなく、NGOや地元の団体が、海外の援助について、税関で支払いを命じられている」
 たとえば税関は、支援を受け取るボランティアたちに多くの書類を要求するという。「しかも、1日で政策が変わるのだから、まったく非常識だ」
 当初、税関はボランティアに対し、援助を受ける団体から、団体の身分、物資の詳細、物資の届け先についての書類を要求したという。しかし翌日には、海外からの援助を受ける権利があるとする国民福祉調整相からの書類が必要になった。さらに関係閣僚(たとえばラジオであれば運輸相、医療器具なら保健相)からの書類、財務相からの関税免除のための書類が必要となった。
 このような書類は、アチェにいるボランティアにとって入手困難で、Air Putihは、それゆえにアチェがより広い援助を受ける機会を逃すことになるのではないかと懸念している。たしかに密輸品などが紛れ込む危険性もあるが、税関がより簡便な手続きを施行するよう求められている。(detikcom, 05/02/01)
by NINDJA | 2005-02-01 12:00 | 援助の問題