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2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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●ナガン・ラヤ県の仮設住宅の大部分は居住に適さない

 ナガン・ラヤ県に建設された仮設住宅の大部分の状態はひどく、居住に適さない。現在、同県における約6000人の避難民のために、コアラ郡のパダン・ルベック、パダン・パンジャン、チョッ・メェ、およびプロウ・イーの4カ所に仮設住宅が建設されている。
 プロウ・イーおよびパダン・パンジャンの仮設住宅は地方政府により建設されているが、最低限の設備しかなく狭い。パダン・バンジャンの仮設住宅は、各世帯あたり3m四方、512世帯分が建設される。また水浴・洗濯場・トイレ(MCK)32個、トイレ24個、井戸4個が建設される。住宅は32棟建設され、ドアのあいだがぴったりとくっついているほか、建物の間隔が2mと狭い。呼吸器・肺専門医のプラジャナ・パラミタによれば、そのような状態は空気の循環が悪いため、とくに喘息などの呼吸器障害をもつ避難民の健康によくないという。
 また残りの2カ所の仮設住宅は民間の支援によって建設されている。(TEMPO Interaktif, 05/02/14)
by NINDJA | 2005-02-14 12:00 | 援助の問題