2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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2005年 01月 14日 ( 19 )

 アチェでの救援活動について、国軍に報告するよう定められたことに対し、活動を困難にするとして不満の声があがっている。たとえば、バンダ・アチェで清潔な水を確保するため、モスクで井戸を掘ろうとしたボランティアは、武器を携行する国軍兵士に、活動について報告しなくてはならないと命じられた。国軍兵士は、すべての活動が、バンバン・ダルモノ少将(訳注:元アチェ軍事作戦司令官)により、コントロールされなければならないと述べたという。
 また、オーストラリアとマレーシアのボランティアが、緊急にもかかわらず、国軍に事前に報告しなくてはならないため、物資をすぐに配給できなくなったと不満を述べている。時間がかかり、ややこしい手続きのため、ムラボーや内陸部地域への援助が妨げられている。(Radio 68H, 05/01/11)
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by NINDJA | 2005-01-14 12:00 | 国軍の援助妨害
 反軍事主義活動家協会(HANTAM)は11日、声明を発表し、昨年12月26日の津波以来、国軍・警察により28件の人権侵害が発生したと告発した。この内訳は、殺害14件、誘拐4件、拷問 8件、焼討ち2件となっている。これ以外にも国軍・警察はいくつかの地域で検問、追跡活動などをおこなっている。
 またHANTAMによれば、国軍が災害避難民に対して、ジャーナリストや外国人と話すことを禁じるなどして脅威を与えているという。このような威嚇行為が報告されている地域は、ムナサ、ジェニブ、ビルンなどだ。
 HANTAMは次の3項目を自然災害犠牲者の支援とアチェの紛争解決にたずさわるすべての関係者に向けて提示している。
①国軍・警察は自由アチェ運動(GAM)と速やかに停戦せよ。
②インドネシア政府はアチェ国政府と速やかに対話を再開せよ。
③国際社会はインドネシア共和国政府とアチェ国政府を対話の席につくよう説得し、これを支持し、調停役を担う用意をせよ。(HANTAM, 05/01/11)
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by NINDJA | 2005-01-14 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 インドネシア外務省広報官は、政府がアチェ州と北スマトラ州での地震と津波災害に対して、イスラエルからの支援を断ったことを明らかにした。同氏によれば、イスラエルから支援を申し入れる電話があったが、すでに断ったという。(TEMPO Interaktif, 05/01/12)
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by NINDJA | 2005-01-14 12:00 | 援助の問題
総選挙委員会(KPU)は、アチェ、北スマトラ州の津波犠牲者の情報を検索するサイトを開設した。14日現在のデータ数は1322件。(Posko, 05/01/13)
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by NINDJA | 2005-01-14 12:00 | アチェNGOの活動
 独立ジャーナリスト連盟(AJI)は13日、アチェで取材するジャーナリストとメディに対する制限に対し、強く抗議した。治安を理由にジャーナリストを制限するため、インドネシア国軍がとっている方針は、社会に対する情報の伝達を妨げることになるという。また現在、現場では避難民が記者への説明を禁止されている兆候があるという。
 AJIは、インドネシア国軍に対し、アチェにおけるジャーナリストの活動範囲の制限を解除するよう、また情報収集、社会への記事の伝達というジャーナリストの権利を尊重するよう訴えている。さらにインドネシア国軍は国内および海外のボランティア・チームに対し、広いアクセスを与えなければならないという。(TEMPO Interaktif, 05/01/13)
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by NINDJA | 2005-01-14 12:00 | 国軍の援助妨害
 国連緊急救援調整官ジャン・エグランドは13日、死者11万8000人(推定では16万人)を出したアチェにおいて、インドネシア政府が外国軍による支援活動を3月末に設定したことに関し、今後、病気による死者の増加という第2波の被害が予想されるので、期限設定の撤回を求めた。アチェでは50万人の人が家を失い、毎日2000~3000の遺体が海岸に打ち上げられているという。エグランドは、外国軍でなければ到達できない地域があり、3月末までにはこれも終了できるかもしれないが、期間を限定する必要はないし、それは人命を失わせることになると述べている。またエグランドはインドネシア政府も人命を救済することが最重要課題でそれに期限はないことは了解していると思うと述べた。(Reuters, 05/01/13)
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by NINDJA | 2005-01-14 12:00 | 外国軍・援助機関の規制
 国会第1委員会委員長テオ・サンブアガ議員は13日、自由アチェ運動(GAM)が自発的に政府と休戦するとしたことを歓迎し、この休戦に外国の仲介は必要ないとの見解を示した。「これを契機にGAMは銃を置き、国軍は軍事作戦を止めるべきだ。インドネシア・ウラマー協議会(MUI)、国家人権委員会、アチェの有力者、NGOの代表など、外国人でなくともGAMの代表と政府高官の間にたって和平対話を仲介できる人びとは国内にいる」。テオ議員はまた、アチェで国軍兵士を増強することに賛成の意向を示した。国会は、すでにアチェの復興支援のために2億2500万ルピア増額することに同意しているという。(detikcom, 05/01/13)
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by NINDJA | 2005-01-14 12:00 | GAM情報
 インドネシア・アチェ州の独立派「自由アチェ運動」の亡命指導部は13日、スマトラ沖地震の救援を促進するため、政府と停戦協議をする用意があるとの声明を発表した。(Kyodo, 05/01/14)
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by NINDJA | 2005-01-14 12:00 | GAM情報
インドネシア国軍は来週、インド洋津波で壊滅的な被害を受けたアチェ州の救援活動を支援するため、新たに兵士7000~8000人を同州に派遣する。国軍広報担当が14日明らかにした。広報担当によると、増派部隊は18~19日に、スマトラ島北端に位置する同州に向けて出発する予定だという。国軍は、アチェ州に3万~4万人編成の部隊を駐屯させている。(Reuters, 05/01/14)
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by NINDJA | 2005-01-14 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 国家児童保護委員会代表のセト・ムルヤディは14日、アチェ州における児童誘拐の存在について認めた。たとえば、交通手段が非常に困難なチャランで、病気の児童の移送はヘリコプターによっておこなわれている。しかし、親は座席が限られているとの理由で同行することはできず、政府からその児童の消息についての公式な説明もない。
 13日付けの『ワシントン・ポスト』紙は、バージニアに本部のあるミッショナリー団体である「ワールド・ヘルプ」が300人の児童をジャカルタに連れて行ったと報じた。そのすべての児童は、キリスト教式の教育を受けるという。しかし、14日付けの同紙は、その計画はインドネシア政府から許可を得ることができず中止になったと報じている。(TEMPO Interaktif, 05/01/14)
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by NINDJA | 2005-01-14 12:00 | 外国軍・援助機関の活動