2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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2005年 01月 22日 ( 8 )

 アルウィ・シハブ国民福祉担当調整相は22日、アチェにおける救援活動を視察したのち、分離主義者との和平会談において、独立以外のすべての要求を受け入れるという意向を明らかにした。アルウィ・シハブはまた、政府が紛争を終結させるための交渉で、国際的な支援も受け入れると述べている。アチェに平和を取り戻すという最大限の努力のために、インドネシアとグローバル社会が協同する時機であるという。(Jakarta Post, 05/01/22)
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by NINDJA | 2005-01-22 12:00 | 和平への動き
 警察は22日、津波で被災したアチェの救援活動をおこなっているボランティアおよび外国軍によってアチェの女性が性的に虐待されたとの報告について、調査チームを派遣することを明らかにした。警察は、この件での、犠牲者からの公式な報告は受けていない。この事件が真実であれば、警察は法にもとづいて確固たる措置をとるという。(Media Indonesia, 05/01/22)
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by NINDJA | 2005-01-22 12:00 | その他
 22日、インド洋津波の被災地インドネシア・アチェ州では、国軍と自由アチェ運動(GAM)による非難の応酬が、復興の見通しに影を落としている。
 GAMと国軍は津波を受けて、非公式ながら歩み寄る動きを見せていた。しかし複数の国軍側司令官は、国軍がここ2週間で、復興支援を妨害した疑いのGAMメンバー120人を殺害したと語った。GAMのスポークスマンは、国軍の攻撃による死者の大半は住民だったと主張し、国軍とのいかなる和平協定も信頼できないと非難。現地の人道支援活動スタッフにとっては、懸念すべき兆候となっている。(Reuters, 05/01/22)
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by NINDJA | 2005-01-22 12:00 | 軍事作戦・人権侵害

●コレラ20人初確認

 22日付のインドネシア紙『テンポ』は、スマトラ沖地震で最大の被害を受けたアチェ州で、これまでに約20人のコレラ患者が確認されたと報じた。死亡例は報告されていないという。地震の被災地で、はしかやマラリアの発症例はあったが、まとまったコレラ発症が伝えられたのははじめて。今後患者が増えることも予想され、予防策が緊急の課題となりそうだ。現地で活動中のインドネシア人医師らによると、複数の避難所で発症例が出ており、汚染された水が原因とみられるという。(Kyodo, 05/01/22)
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by NINDJA | 2005-01-22 12:00 | 被災状況
 インドネシア政府は、スマトラ沖地震と津波で最大の被害を受けたアチェ州など被災地の復興のために世界各国から寄せられた支援金の使途を明確にするため、新たに大統領直属の監視機関を設けることを決めた。22日、アルウィ国民福祉担当調整相がバンダ・アチェ市内で記者会見して明らかにした。
 現在復旧作業に携わっている政府機関には余裕がないため、新たな機関を設置することにした。新機関のトップは閣僚級になる。すでに議会側の内諾も得ており、近く必要な法整備をおこなう。国内外のNGOにも協力を呼びかけるという。(Asahi.com, 05/01/22)
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by NINDJA | 2005-01-22 12:00 | 援助の問題
 アチェ災害センターは22日、今回の地震・津波で犠牲になった地方公務員が少なくとも804人に達すると明らかにした。そのうち613人はアチェ州政府、残りの191人は地方レベル(県・郡)の公務員だという。また2410人の公務員が行方不明になっている。うち563人は州レベル、1847人は地方レベルの公務員である。(Jakarta Post, 05/01/22)
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by NINDJA | 2005-01-22 12:00 | 被災状況
 米軍は津波・地震の被害者に対する食糧供与などの緊急支援作戦を縮小することを公表したが、避難民キャンプにいる津波の被害者らは、米軍や外国人ボランティアが引き続きアチェに滞在することを望んでいる。
 津波によって家が流された漁師のモハマド・アミン(50歳)は950人が密集しているバンダ・アチェの避難民キャンプにおいて21日、「彼らが100%残ることを望む。もし彼らが去れば、食べ物がなくなる」と述べた。アミンによれば、インドネシア政府がアチェ建設のためのすべての任務を担当するのは、資金難のため難しいという。
 あるボランティアは、1週間分の蓄えがある食糧が、シンガポールを含む外国のグループからの支援であると述べた。シンガポールは、アチェで支援活動をおこなってきた軍の撤退を21日からはじめると述べている。
 いっぽう、バンダ・アチェの別の避難民キャンプに滞在する高校教師のロスマイダ・サレシャム(44歳)は、インドネシアをテロ国家呼ばわりし内政に干渉する米国政府は嫌いだが、米軍が自分たち津波被害者に対し、意味のある支援をしていると述べている。「もし彼らが去るなら、段階的にするべきだ」。また同氏は、インドネシアの軍と警察が、そのキャンプ向けの食糧支援を妨げ、津波の被害を受けてもいない軍のコミュニティーにその支援をまわしたとも述べた。(Sinar Harapan, 05/01/22)
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by NINDJA | 2005-01-22 12:00 | 外国軍・援助機関の規制
 「敵対行為停止の合意(CoHA)」交渉の元代表であるウィリオノ・サストロハンドヨは22日、ナングロー・アチェ・ダルサラムにおける和平を実現するため、アチェ住民による協議を早急に開催することを提案した。ウィリオノが意図するところの協議とは、政党、社会団体、NGO、ウラマー、女性および自由アチェ運動(GAM)が参加する包括的な対話である。
 いっぽう、大統領報道官のディノ・パティ・ジャラルは21日、ユドノヨ大統領が地震・津波が発生した2004年12月26日の翌日には、支援活動をできるだけ広くおこなえるよう、GAMに対し和平と停戦を呼びかけたと述べた。
 スウェーデンのGAM高官は報道陣に対し、津波と地震のため、また被害者への人道支援活動をおこなうためインドネシア政府と「停戦」すると述べているが、リャミザード・リャクドゥ陸軍参謀長は、「この2週間、われわれは120人のアチェ分離主義運動(GSA)メンバーを殺害し、武器を押収せざるを得なかった」と述べている。
 インドネシア国軍メンバーの死亡者は61人、行方不明者(遺体が発見されていない者)は290人である。またインドネシア国軍家族の行方不明者は541人、死亡者は107人である。いっぽう、軍関連の業務に従事していた公務員の死亡者2人、行方不明者は13人である。(Sinar Harapan, 05/01/22)
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by NINDJA | 2005-01-22 12:00 | 和平への動き