2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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2005年 08月 16日 ( 4 )

 欧州連合(EU)およびASEAN5カ国から成るアチェ監視使節団(AMM)の代表候補ピーター・コルネリス・フェイスは16日、AMMがアチェ州の10の県・市でモニタリングをおこなうことを明らかにした。そのために、 AMMは 10の県・市に事務所を開く。この事務所は、自由アチェ運動(GAM)が保有していた武器(890丁)の集積所ともなる。しかし10地域について詳細は明らかにされなかった。(Media Indonesia, 05/08/16)
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by NINDJA | 2005-08-16 12:00 | 和平への動き
 ジムリー・アシャディキ憲法裁判所長官は16日、政府と自由アチェ運動( GAM)が調印した和平協定(覚書)にはいまだ法的拘束力はないと述べた。同長官によれば、覚書は法的な形式を整えていないという。
 同長官によれば、1945年憲法のもとで法的拘束力のあるものは、国会で承認された法律、大統領令、裁判所の判決の3種類であるという。 (Antara, 05/08/16)
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by NINDJA | 2005-08-16 12:00 | 和平への動き
 ヒダヤット・ヌルワヒド国民協議会議長は16日、アチェ監視使節団(AMM)に対しても、インドネシア社会が監視すべきだという見解を示した。AMMの活動が、真にアチェ和平を実現できるよう監視し、仮にAMMが権限外の行動をとるなら、強く批判する必要があるという。
 以前、アグン・ラクソノ国会議長も、アチェ問題の国際化を含め、アチェ平和を望まない勢力の隠れた目的に注意しなくてはならないと警告していた。(Media Indonesia, 05/08/16)
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by NINDJA | 2005-08-16 12:00 | 和平への動き
 リアウ州の煙害がマレーシアで問題になっていますが、風の向きのせいか、ロスマウェも煙(雲)に覆われました。マレーシアから帰国したばかりの友人によれば、呼吸するのも困難で、学校も休校になったとか。ロスマウェはそこまで深刻ではありませんが、太陽が出ているのに、曇っているという不思議な天気になっています。
 さて、今日はアチェにとって歴史的な日でした。フィンランドのヘルシンキで、インドネシア政府と自由アチェ運動(GAM)の和平協定が調印されたのです。我が家でも、全員がテレビの前に集まり、生放送された調印の様子を見守りました。我が家に居候している女子大生(父親が国軍に殺害された)は、「3、2、1、ムルデカ(独立、自由、ここでは万歳くらいの意味)!」と歓声を上げています。
 16時40分から、ヒラク広場で共同祈願がおこなわれました。ロスマウェ市長、北アチェ県知事、リラワンサ軍分区司令官の挨拶のあと、ウラマーの説教と祈祷です。
c0035102_230028.jpg ヒラク広場は、村からトラックに乗ってきた人びとや、授業を終えてかけつけた高校生でいっぱいです。動員されたのであろう国軍兵士、警察官もいます。モスクと同じく、前方が男性、後方が女性と分けられているのが、わたしにとってはいささか残念ですが、このような催しがおこなわれ、人びとがともに祈っている姿を見られることは幸せでした。2002年12月に結ばれた停戦合意(敵対行為停止合意)の際は、もっと緊迫していましたし、こんな行事もありませんでした。
c0035102_2302110.jpg とはいえ、実際に和平が持続するかどうか、人びとはまだ確信をもてずにいます。各県で民兵が組織されていること、内陸部の国軍詰所も残っていること、そしてなにより前回の停戦合意の破綻の経験が、人びとに不信感を残しています。「GAMはすべての武器を差し出してはいけない。攻撃されたらどうするのだ」そんな声も聞かれます。
 GAMの「社会復帰」についても問題になっています。政府はGAM兵士に対して農地を用意するとしていますが、GAM兵士にすれば「自分たちは、もともと農民だし、土地ももともと自分たちのもの」という意識があります。GAM司令官の許可なくアチェ外へ逃亡した元兵士たちの処遇についても明らかではなく、紛争の火種となりそうです。人権侵害の犠牲者への補償、GAM支持者と非難され収監された人びとの名誉回復など、多くの問題が残っています。
 わたし自身は、アチェの友人たちに、仮にインドネシア国軍が合意違反をしても、いまはとにかく自制するよう、それぞれ知り合いのGAMメンバーに伝えて欲しいとお願いしているのですが、現場に近くなればなるほど、感情的に納得してもらえない部分があるように思います。GAM指導部は独立要求の取り下げを明らかにしましたが、果たして現場レベルで受け入れられているのかも疑問です。
 30年つづいた紛争が、一気に解決するわけはなく、今後も試行錯誤を繰り返すのでしょうが、少しずつでも平和への道を歩んで欲しいものです。
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by NINDJA | 2005-08-16 02:28 | NINDJAの救援活動