2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


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カテゴリ:軍事作戦・人権侵害( 85 )

 ジョコ・スヤント国軍司令官は5日、3日に起きた国軍兵士発砲による死傷事件について、アチェ監視使節団(AMM)に向けられたものではない」と言明した。同事件は元自由アチェ運動(GAM)メンバーと国軍兵士との口論からはじまったもので、国軍部隊によれば発砲は威嚇射撃のつもりであったと受け止められているが、結果としてアチェ住民1名が死亡、警官1名が足を負傷している。(Suara Pembaruan, 06/07/05)
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by nindja | 2006-07-05 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 北アチェ県パヤ・バコン郡ブラン・シアレット村住民ムスレム(25歳)が3日、国軍の銃弾1発が肩から胸に貫通し死亡した。この事件は、国軍部隊に拘束されていたウマル(25歳)の釈放を求めてクデ・パヤ・バコン村住民がデモをおこなった際に起きた。
 目撃者の証言によれば、18時ごろ、タナ・ルアス郡スルバ・ジャマン村住民で、ドリアン売りのウマルがバイクで国軍部隊の詰所前を通った際、兵士に止められ、殴られた後、詰め所に連行されたという。ウマルは、これまで頻繁に国軍兵士にドリアンを要求されており、そのため、ウマルはドリアンに釘を入れたが、それが兵士を怒らせる結果となったようである。
 19時ごろ、ウマルに関する情報が周辺の村にすばやく広まり、住民たちが自発的に集まり、国軍詰所へ向かった。また別の住民は、アチェ監視使節団(AMM)に電話し、AMMロスマウェ代表が、ロスマウェの国軍高官とともに車で数百人のデモ隊のうしろについて進んだ。
 詰所に近づくにつれ緊張が高まり、無差別に発砲がなされ、その結果、デモ隊のなかにいたムスレムが撃たれ死亡したほか、住民1名とAMMの警備をしている警官1名が撃たれ、負傷した。(Acehkita.com, 06/07/04)
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by nindja | 2006-07-04 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 国家防衛研究所のムラディ所長は23日、ジャカルタの事務所で、同研究所の41周年の記念行事後、「アチェ問題はすでに解決した。和平が成立した。アチェが再びこじ開けられる必要はない」と語った。
 ムラディは、過去の事件について「真実と和解委員会」を通じて解決することにより賛成している。人権侵害者が過ちを正直に認めた場合、その解決方法が適用される。犠牲者は補償を得ることになり、被告は恩赦を受ける。しかし、同委員会によって有罪が立証されたにもかかわらず、本人が認めない場合、事件は人権法廷にかけられる。
 ムラディは、アチェの人権法廷を設置する政府の計画を受け入れている。さらにGAM側は、人権法廷が設置される前に起きた事件も裁かれることを望んでいる(遡及できる原則)が、それに対しムラディは、人権法廷の設置に関する2000年法律第26号よりも前に起こった事件についても適応されると説明した。しかし、事件は重大な人権侵害、すなわち組織的で広範囲に及ぶ大量虐殺という条件を満たしていなければならないという。(TEMPO Interaktif, 06/05/23)
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by nindja | 2006-05-23 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 国家女性委員会委員長カマラ・チャンドラ・キラナは21日、2004年の津波後のアチェで、191件の女性への人権侵害事件が起きていると述べた。これは同委員会のサムシダル率いる国家女性委員会特別報告にもとづいたもので、05年10月19日から2006年までのデータである。この191件のうち、38件は差別、7件は強制追い立て、146件が暴行である。(TEMPO Interaktif, 06/04/22)
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by nindja | 2006-04-22 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 女性に対する暴力国家委員会は30日、アチェで、2004年12月の津波によって家を失った避難民施設59カ所での5カ月間の調査で、暴行146件が存在したことを明らかにした。そのうち10件が強姦、性的暴行、悪罵、結婚・離婚の強要、のぞきなどであった。女性対の中には恥ずかしさや社会的な非難ゆえに報告しないケースもあり、実際はもっと多くの暴行があると考えられる。暴行を受けた女性の大半は28歳以下で、なかには7人のギャングに強姦された15歳の少女もいた。(Jakarta Post, 06/04/01)
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by nindja | 2006-04-01 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 6日、プラワ・ラユッ郡警察前での検問の際、警察官に殴打・虐待を受け、東アチェ県プダワ・ラユッ郡ムナサ・クルン村の住民アグサリム(28歳)が死亡した。事件後、住民がバンダ・アチェ=メダンの幹線道路を封鎖し、警察の行為に抗議し警察署前でデモをおこなった。デモの際、警察の発砲を受けた住民2人が負傷した。
 いっぽう、アチェ州警察長官は、死亡したアグサリムの遺族、および住民に対し、部下の行為について謝罪した。またその警察官は、すでに勾留されているという。(Acehkita.com, 06/03/07)
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by NINDJA | 2006-03-07 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 行方不明者と暴力犠牲者のための委員会(Kontras)アチェは1日、声明を発表し、アチェ紛争時に殺害され埋められている遺体の発掘と、人権侵害の責任を追及する徹底した捜査を警察と国家人権委員会に求めた。
 アチェ紛争時の犠牲者の遺体発掘は、その家族により広域で行われているが、Kontrasアチェ支部は、自由アチェ運動(GAM)と政府のあいだに和平合意が結ばれてから、22カ所で37遺体が発掘されたことを確認している。発掘された遺体は両手を縛られていたり、ズタ袋やビニール袋に入れられているものもあったという。警察は遺体発掘に関わるが、捜査はおこなっていない。
 Kontrasアチェは、遺体の発見状況から、アチェが軍事作戦時代の重大な人権侵害による犠牲者であることを以下の理由をあげて説明している。
1. 遺体は拷問されたあとがあり、超法規的殺人、誘拐の犠牲者であった。
2. 遺体が埋められていた場所は、アチェの多くの地域にまたがっている。
3. 遺体が発掘された場所は、国軍派遣部隊の駐屯所の近くであった。
(Kontras Aceh, 06/02/01)
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by NINDJA | 2006-02-01 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
c0035102_11361415.jpg ロスマウェ市ムアラ・ドゥア郡出身の元自由アチェ運動(GAM)メンバーのジュナイディ・A・マナフ(27歳)は13日、10月31日に東アチェ県ダルル・アマン郡ダマ・プロ村に駐屯する国軍兵士に撃たれたことを明らかにした。ジュナイディは現在、撃たれて折れた左足が腐りはじめており、チュッ・ムティア病院で治療を受けている。
 事件当時、ジュナイディは、ロスマウェ市クデ・チュンダ村に住む元GAMメンバーと、東アチェ県イディ・ラユッ郡の親戚の家に行く途中であった。2時ごろ、オートバイに2人乗りした国軍兵士に止まるよう命じられ、恐怖のあまり止まらずに進んだところ、突然撃たれた。1発目はジュナイディの左足にあたり、2発目はアミルディンの尻にあたったという。
 ジュナイディはランサ公立病院に運ばれたが、十分な治療を受けることができなかった。家族もまた、事件について語ることを恐れた。12日になって、アチェ監視使節団(AMM)北アチェ県のGAM代表が事件についての情報を入手、ロスマウェ市で治療するために迎えに行くことになった。
 いっぽうアミルディンは国軍兵士に詰所まで連行され、翌日、すでに死亡した状態で保健所に運ばれた。ジュナイディによれば、アミルディンの遺体には、銃弾のあとだけでなく、ナイフで切りつけられたあともあったという。(NINDJA, 05/11/14)
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by NINDJA | 2005-11-14 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 インドネシア環境フォーラム(WALHI)アチェ事務所代表のチュッ・ヒンドンは14日、東南アチェで違法伐採について調査していた同事務所の活動家数人が SMSを通じて大衆組織数団体および治安部隊から脅迫を受けたことを明らかにした。「われわれはまた、東南アチェの違法伐採についての報告書をでっち上げたと非難されている」
 ヒンドンによると、 脅迫を受けたWALHIの活動家のひとりはワシュットであるという。彼は治安部の一員から「お前たちの調査について知っている。でっち上げをするな」とのSMSを受けたという。現在、ワシュットとその同僚は、彼らの生命を脅かすその脅迫を恐れ、身を隠すことを余儀なくされている。
 またWALHIのある活動家は、アチェでの違法伐採の報告書を外部に公表しないという誓約書を作るよう強制されたという。3人のつかいが彼の家を訪れたため、その誓約書に署名せざるをえなかった。
 10月26日にも、ある大衆組織がWALHIの人道支援詰所にやって来て、WALHIの詰所があるため、少し前に起きた大水害への被害者に援助が円滑に届かないと非難した。
 そうした脅迫を受け、WALHIアチェ事務所はこの事件を検討する弁護士チームを結成した。また脅迫された環境活動家たちにも、彼らが受けた脅迫の経緯を作成するよう要請している。
 ヒンドンによると、脅迫はWALHIが大々的に違法伐採の調査を開始した2005年7月から発生したという。2005年10月までの時点で、違法伐採はまだ続いていた。(Acehkita.com, 05/11/14)
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by NINDJA | 2005-11-14 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 北アチェ県タナ・ルアス郡ジュンパ・ブルガン村の住民が21日、水田で手錠をかけられた腐乱死体を発見した。同村で遺体が発見されたのは、和平合意後はじめてのことである。遺体はすぐにチュッ・ムティア病院に搬送された。
 集中治療センター職員によって検死報告書が出されたのち、遺体は安置室に移動された。犠牲者は30歳前後で、身長が164cmのインドネシア人だと推測される。検査結果によると足と手はプラスチックの紐で環状に結ばれており、頭部に痣が、左の耳に5cmに達する傷と口に傷があった。
 センターによれば、遺体はすでに死後2、3日経っており、腐乱していたという。午後11時までに4家族が遺体の確認に訪れている。安置室の職員ウスタッド・ジャルタニは、48時間以内に遺体が引き取られなければ、埋葬する予定だと述べた。(Acehkita.com, 05/10/22)
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by NINDJA | 2005-10-22 12:00 | 軍事作戦・人権侵害