2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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カテゴリ:和平への動き( 279 )

 フィンランドで開かれるインドネシア政府と自由アチェ運動(GAM)の協議で、ウィドド・AS政治・法・治安担当調整相が、インドネシア側代表団を率いることになった。代表団にはほかに、ハミド・アワルディン法相(第一交渉担当者)、ハサン・ウィラユダ外相が参加する。フィンランド大統領マルティ・アハティサーが交渉を主催する。
 インドネシア政府は、GAMとの紛争がつづけば、アチェにおける人道支援が妨害されると懸念している。いっぽうGAMは、独立のため闘いつづけると表明しているが、可能なら武装闘争以外の方法をもって独立を達成したいと述べている。(Ranesi, 05/01/25)
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by NINDJA | 2005-01-25 12:00 | 和平への動き
 インドネシア政府は今月末に予定されている自由アチェ運動(GAM)との対話について明らかにしたが、これはおそらく、30年近くにおよぶアチェ紛争を終結させる大きな一歩となるだろう。その背景には、紛争解決に関するユドヨノ大統領の公約、対GAM大規模軍事作戦の失敗や財政難もあるが、アチェ民衆の辛苦について国内外の人びとが理解するようになり、解決を支持する気運が高まっているからである。
 しかし、アチェの将来の地位やその実現方法については、さまざまな意見があり、これは以下のような5つの選択肢に要約できる。

1) GAM兵士は政府の恩赦を受けて武装解除し、アチェはインドネシア国家内に留まる
→これは最初の政府提案だが、GAMにとってほとんど降伏にほかならず拒否した。

2) 独立あるいは独立に関する住民投票の実施
→こうしたGAMの要求を政府は拒絶した。

3) 国軍による対GAM軍事掃討
→国軍はGAMを殲滅できず、かえって民衆の離反など逆効果を招いたことが明らかになった。

4) 即座の停戦とすべての未解決問題の同時決着
→ユスフ・カラ副大統領が表明したものだが、政府およびGAM間の溝は深く信頼も希薄なので迅速な解決は困難である。

5) 停戦をおこない、関心と資源をすべて復興努力に傾注
→関係の「正常化」や信頼の意識が醸成され、アチェの長期的将来について意味のある対話が可能となる。

 紛争の再発を防ぐには、GAMやアチェ市民社会の主張の大半に取り組むだけでなく、国家の領土保全というインドネシア人の最重要関心事項にも折り合う必要がある。
 これまで政府が付与してきた特別自治を真の自治とするためには、アチェが外交、国防、課税を除くあらゆる事柄についてみずから統治し、GAMを含む地域政党が存在し、独自の法律を定める必要がある。もっとも重要なのは、アチェ内の武装組織を解体することで、これにはGAMだけが該当するのではなく、国軍も撤退しなければならない。法と秩序の執行は警察に委ねられ、地方選挙で成立した自治政府の下で独自に制定された法律にしたがう。
 このような自治モデルによって、アチェ人の自決への熱望は実質的に満たされると同時に、インドネシアの領土保全は確保される。アチェの平和を永続的なものとするのは可能だが、インドネシア政府およびGAMの双方に真の政治的妥協がなければ達成できない。(Jakarta Post, 05/01/24)
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by NINDJA | 2005-01-24 12:00 | 和平への動き
 停戦および和平に向けた対話(交渉)にあたっては、インドネシア政府および自由アチェ運動(GAM)双方が、軍事戒厳令および非常事態に拘束された政治犯全員を解放しなければならない。これは両者間の信頼を醸成するうえで重要である。過去に生じたような交渉の行き詰まりを繰り返さないためには、両者が次の重要事項3点について合意しなければならない。

1) 国連による仲介
この場合、過去の合意(「敵対行為停止の合意(CoHA)」)にみられた欠点を克服するため、国連は合意に違反した側に制裁を加える権限を有する。

2) 停戦・復興への重点
和平交渉に政治的論点(特別自治あるいは独立というアチェの地位に関する選択肢)はもち込まず、国連の監視下における無期限の停戦および復興に集中する。

3) あらゆる層の参加
アチェに存在するあらゆる政治勢力を交渉/対話における重要な関係者として関与させる。具体的には、研究者、イスラーム聖職者、政治活動家、学生、その他のよく知られているアチェ人などの文民層である。アチェ紛争の各局面ではつねに、交戦当事者が文民を戦闘員として扱ってきたので、交渉/対話における文民の参加は非常に重要である。

 以上の3点についてすべての関係者が合意すれば、アチェ発展のための特別な公的機関は不必要となり、その権限は4関係者(インドネシア政府、GAM、交渉に関与している文民、国連に代表される国際社会)によって代表されるアチェ民衆へと委譲されなければならない。(FPDRA, 05/01/24)
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by NINDJA | 2005-01-24 12:00 | 和平への動き
 フィンランド外相エルキ・トゥオミオヤが23日、明らかにしたように、同国大統領マルティ・アハティサーリと紛争管理イニシアティブ(CMI)が、インドネシア政府と自由アチェ運動(GAM)の協議再開の準備に尽力された。両者は、今週末にかけて、ヘルシンキで会談する。
 会談についてはセンシティブな問題であり、また建設的な雰囲気を醸成するため、アハティサーリ大統領とCMIは、現段階では詳細についてコメントしない。詳細については、両者の合意後に明らかにする。(ASNLF, 05/01/23)
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by NINDJA | 2005-01-23 12:00 | 和平への動き
 エンドリアルトノ・スタルト国軍司令官は23日、大アチェ県マラハヤティ港で、自由アチェ運動(GAM)が特別自治法を受け入れるなら、政府との交渉が可能であると述べた。同時に分離の話をしないことも条件だという。さらにスタルトはインドネシアから分離を望むグループとの話し合いは困難であるとしている。(detikcom, 05/01/23)
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by NINDJA | 2005-01-23 12:00 | 和平への動き
 アルウィ・シハブ国民福祉担当調整相は22日、アチェにおける救援活動を視察したのち、分離主義者との和平会談において、独立以外のすべての要求を受け入れるという意向を明らかにした。アルウィ・シハブはまた、政府が紛争を終結させるための交渉で、国際的な支援も受け入れると述べている。アチェに平和を取り戻すという最大限の努力のために、インドネシアとグローバル社会が協同する時機であるという。(Jakarta Post, 05/01/22)
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by NINDJA | 2005-01-22 12:00 | 和平への動き
 「敵対行為停止の合意(CoHA)」交渉の元代表であるウィリオノ・サストロハンドヨは22日、ナングロー・アチェ・ダルサラムにおける和平を実現するため、アチェ住民による協議を早急に開催することを提案した。ウィリオノが意図するところの協議とは、政党、社会団体、NGO、ウラマー、女性および自由アチェ運動(GAM)が参加する包括的な対話である。
 いっぽう、大統領報道官のディノ・パティ・ジャラルは21日、ユドノヨ大統領が地震・津波が発生した2004年12月26日の翌日には、支援活動をできるだけ広くおこなえるよう、GAMに対し和平と停戦を呼びかけたと述べた。
 スウェーデンのGAM高官は報道陣に対し、津波と地震のため、また被害者への人道支援活動をおこなうためインドネシア政府と「停戦」すると述べているが、リャミザード・リャクドゥ陸軍参謀長は、「この2週間、われわれは120人のアチェ分離主義運動(GSA)メンバーを殺害し、武器を押収せざるを得なかった」と述べている。
 インドネシア国軍メンバーの死亡者は61人、行方不明者(遺体が発見されていない者)は290人である。またインドネシア国軍家族の行方不明者は541人、死亡者は107人である。いっぽう、軍関連の業務に従事していた公務員の死亡者2人、行方不明者は13人である。(Sinar Harapan, 05/01/22)
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by NINDJA | 2005-01-22 12:00 | 和平への動き
 リャミザード・リャクドゥ陸軍参謀長は20日、バンダ・アチェで、アチェ紛争の和解交渉について、自由アチェ運動(GAM)の誠意次第であるとの見解を述べた。「紛争を解決したいのなら、GAMは降伏し、武器を放棄しなければならない」
 さらに、もしもGAMが武器を放棄せず、国軍が失くした武器を探すようなことをすれば、問題は解決しないと語った。「紛争解決の要は国軍にあるのではなく、GAMにあるのだ。GAMが降伏すれば、終わることなのだ」
 陸軍参謀長は、ユドヨノ大統領と国軍最高司令官がすでにGAMに対し、アチェを立て直すために銃を置こうと呼びかけていることを強調した。現在、1万4000人規模の陸軍が人道支援活動とスマトラ州とアチェ州の州境の流通治安警備にあたっている。また、2万人規模の兵士が依然として治安維持の任務についている。(detikcom, 05/01/20)
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by NINDJA | 2005-01-20 12:00 | 和平への動き
 ハサン・ウィラユダ外相は19日、政府がスウェーデン在住の自由アチェ運動(GAM)指導者への法的措置を中止し、2500人のGAM兵士に恩赦を与えることを検討していると明らかにした。今月末には、GAMと政府のあいだで会合を開かれることが期待されているが、日程、場所はまだ決まっていないという。(detikcom, 05/01/19)
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by NINDJA | 2005-01-19 12:00 | 和平への動き