2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


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カテゴリ:外国軍・援助機関の活動( 32 )

 会計検査院(BPK)はアチェ州に寄せられたすべての支援資金を監査するために外国の会計監査員と協力することになった。アジア開発銀行(ADB)主催で支援国と津波被災国が一同に会する会議が4月に開催されてから監査が開始される予定だ。
 「災害発生からすでに2カ月たったが、支援金の監査は一度もおこなわれていない」と会計検査院長アンワール・ナスティオンは述べ、2月1日に院内にアチェ支援金を監査する特別チームを1年の期限つきで設置した。「会計監査することは、ドナーへ感謝をあらわすものであり、汚職撲滅へまじめに取り組むことを示すことでもある」
 会計検査院アチェ特別チームの把握しているところでは、現在までにアチェ支援金として40兆ルピア(433万ドル)が受領された。このうち39兆ルピアが外国政府から、1639億ルピアが国営企業から、8943億8000万ルピアが一般からの支援金であった。(Jakarta Post, 05/02/15)
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by NINDJA | 2005-02-15 12:00 | 外国軍・援助機関の活動
 アルウィ・シハブ国民福祉担当調整相は8日、各国外交官やNGO代表者らとの会談後、ロシア、日本、オーストラリア政府の話として、アチェに派遣している各国部隊を近い将来撤退させ、民間支援に切り替える意向であることを明らかにした。「われわらは外国部隊の援助をすでに必要としていない。緊急救援の時期は終わったので、いま必要なのは民間支援だ」
 先月から、アメリカ軍とシンガポール軍はアチェ救援活動にあたる兵士の数を徐々に減らし始めた。ロシア軍は2月18日にアチェから撤退することが予定されており、それに続き900人規模の日本の部隊も間もなく撤退する見込みだ。オーストラリア大使は、同国軍が来週にも引き上げる予定であることを8日、明らかにした。(Jakarta Post, 05/02/11)
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by NINDJA | 2005-02-11 12:00 | 外国軍・援助機関の活動
 アチェ州で津波犠牲者の遺体回収にあたっている赤十字社は10日、すべての津波犠牲者を収容するにはさらにに6カ月かかることを明らかにした。当初赤十字社は遺体収容作業に2カ月と期限をつけていたが、惨状の規模がいまだふたしかななかで、遺体収容はさらに時間がかかることが確実になった。
 赤十字社現地広報官によると、現在1日に発掘される遺体は70とその数は減少したが、これは未回収遺体が大幅に減少したわけでなく、遺体回収作業にあたるボランティアの数が減ったからだと説明している。「作業は精神的にきついだけでなく、瓦礫の山にのぼったり、沼や泥のなかを動き回ったりしなければならないという肉体的強さも要求される」(Jakarta Post, 05/02/10)
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by NINDJA | 2005-02-10 12:00 | 外国軍・援助機関の活動
 津波災害で疲弊したアチェ州で、トルコ人パン屋が焼くパンだけが住民たちの間で好評を博しているわけではない。
 赤地に白い三日月と星がうかぶトルコ国旗。それを刺繍したあらゆるグッズが、いまアチェで人気である。バンダ・アチェの店の外でパンの配給を待っていた男性は被っていた帽子のトルコ国旗を指しながら、「ここではみんなこれがアチェの国旗だと知っているんだ。これ(トルコ国旗)だったら身につけても安全だし、警察は何もできない」と語った。
 ほぼ30年間にわたり、自由アチェ運動(GAM)勢力は民族自決をかけた住民投票を求め政府を相手に闘ってきた。彼らはインドネシア政府が提示する自治形式の「特別自治」を拒絶している。1976年に武力紛争が勃発してから、数万人が犠牲になっている。ここ10年で少なくとも1万5000人が命を落としている。
 去る12月26日の地震・津波災害後、政府と抵抗勢力は和平交渉を再開した。両者は今月再び会談する予定だ。
 アチェの反乱勢力への支援がどのくらいか、測るのは難しい。分離主義者とその支持者に対する何年にもおよぶ警察と軍の残虐な弾圧で、アチェの住民は暴力に疲弊し、反乱勢力側への支持を公にすることを警戒している。
 しかし、トルコ国旗がアチェで突然人気を博すということは、北スマトラ北端にある人口410万人のアチェ州民の多くが反乱勢力に強い忠誠心を持っていることを示しているのではないか。
 反乱勢力が掲げる旗は、上と下に白の縁どりがあり二つの黒縞があるところだけがトルコ国旗と異なる。しかし、反乱勢力の旗を所持すると国家反逆罪で長期の実刑判決を受けることになる。いまのところ、当局はトルコ・グッズ流行を抑えようという動きはみせていない。
 トルコ代表団団長イスマイル・ハッキ・トゥルンクは自国の旗への人気に気づいているが、それよりも自国の救援活動の話をしたがる。「以前はGAMのことは何も知らなかった」イスマイル団長は、トルコの旗とGAMの旗を、まるで英国サッカー・クラブのマンチェスター・ユナイテッドの旗と比べるように一緒くたに扱われるべきでないと言う。「マンチェスター・ユナイテッドの旗も赤だが、だからと言ってこの旗とトルコ国旗とは何の関係もない」
 トルコ人のパン職人は、イスタンブール市職員で構成される24人のトルコ代表団の一部である。6人のパン職人と3人のインドネシア人研修生は、トルコからもってきたひとつのオーブンで、1日17時間で1万斤のパンをつくっている。
 トルコの救援活動本部がある店には大きなトルコ国旗が掲げてある。コメが主食のインドネシアで、焼きたてのパンはエキゾチックな食べ物である。パン2斤を抱えたイブラヒム・アリは、「パンはここでは珍しいね。わたしたちはとても孤立しているから。明日もまたここに来たいわ」と語った。
 連日、女性や子どもを中心とした約200人のアチェ人は、パンが配給される午後5時の一時間前から行列をつくる。配給残りのパンは、仮設被災者キャンプに運ばれる。
 「ここの人びとがパンを食べてくれる限り、わたしはとてもうれしい」と、本国ではイスタンブール市国営パン屋の副マネージャーであるカミル・コラバスは語る。「わたしたちはここに新しい文化をもたらしているんだ。パン文化をね」(AP, 05/02/09)
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by NINDJA | 2005-02-09 12:00 | 外国軍・援助機関の活動
 トルコのレセプ・タイイプ・エルドガン首相は6日、津波で被災したアチェを短時間訪問し、少なくとも1000軒の家を被災者に寄贈することを約束した。同首相は特別機でバンダ・アチェのスルタン・イスカンダル・ムダ空港に到着、アルウィ・シハブ国民福祉調整相の出迎えを受けた。また同首相はトルコの赤新月社が支援するクエー村を訪問している。(TEMPO Interaktif, 05/02/06)
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by NINDJA | 2005-02-06 12:00 | 外国軍・援助機関の活動
 ウィリアム・ダグラス・クロウダー海軍少将は5日、米軍は今月中にもアチェの津波被災者救援活動を終えることができるだろうと語った。「われわれは緊急事態に対処する救急処置から、人道支援、そしてより体系的な復興・復旧フェーズへと移行している」
 今後4000~5000人規模の兵力が、インドネシアにおける国際救援活動の一環として沖合いで配置につくことになるという。
 アブラハム・リンカーン艦船は3日、インドネシア海域を去り、アチェで救援活動に従事する米軍は大幅に削減された。(Jakarta Post, 05/02/05)
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by NINDJA | 2005-02-05 12:00 | 外国軍・援助機関の活動
 ナングロー・アチェ・ダルサラム州において津波・地震の被害者に対する処置をおこなうため、10カ国が野外病院を建てている。バンダ・アチェ市で野外病院を建てたのは、オーストラリア、ドイツ、ベルギー、シンガポール、中国、マレーシア、パキスタン、ロシア、ポルトガルなどである。
 これらの外国の野外病院は、サッカー場、キャンパス、ザイナル・アビディン病院構内、避難所などに建てられている。
 その他、バンダ・アチェ沖と西海岸沖では、外国の船舶病院も操業している。(Media Indonesia, 05/02/05)
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by NINDJA | 2005-02-05 12:00 | 外国軍・援助機関の活動
 インドネシア国軍司令官のエンドリアルトノ・スタルトはジャカルタで3日、米軍が支援物資を自由アチェ運動(GAM)に送った事実を認めた。しかし、それは米軍とインドネシア国軍とのあいだの調整を誤ったからであるという。
 米軍が支援物資の送り先に行った時、そこには軍服を着た者がいたので、インドネシア国軍兵士だと思ったのだという。「米軍は支援物資を下ろした。しかしその兵士はAK銃(通常、GAMが使用する武器)をもっていた。米軍はその兵士の写真をとり、飛び戻り、報告した」と同司令官は述べた。
 基本的には、外国軍が支援物資を送る前にブリーフィングがおこなわれ、それにより送り先では、インドネシア国軍の兵士が支援物資を受け取る準備をしているという。これは、支援物資を送る過程において、ボランティアと外国軍の安全を守るためだという。(Suara Pembaruan, 05/02/04)
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by NINDJA | 2005-02-04 12:00 | 外国軍・援助機関の活動
 バンダ・アチェを視察したジョン・ハワード豪首相は3日、シンガポールで、オーストラリア軍が数週間以内にアチェの救援活動から撤退する見込みであると明らかにした。現在オーストラリアは、インドネシアに航空機、ヘリコプター、輸送艦船、野戦病院とともに1000人規模の部隊を派遣している。
 津波被災国への公的・民間支援金総額80億ドルのうち、オーストラリアは8億1500万ドルを公約しており、最大の支援額となっている。このうち7億7000万ドルがインドネシアに向けられることになっている。(Jakarta Post, 05/02/03)
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by NINDJA | 2005-02-03 12:00 | 外国軍・援助機関の活動
 2日、自衛隊ヘリコプターによる突風で屋根が吹き飛ばされ、2人が負傷した。CH47ヘリコプターは、人員と医療品を運んでいた。東京の防衛庁は、情報の確認をできていない。
 日本のアチェにおける人道支援は、第2次世界大戦後、日本が武力行使を放棄して以降、最大の派遣となっている。(Jakarta Post, 05/02/02)
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by NINDJA | 2005-02-02 12:00 | 外国軍・援助機関の活動