2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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カテゴリ:援助の問題( 66 )

 アチェ・ニアス復興庁(BRR)長官クントロ・マンクスブロトは10日、津波後のアチェの開発において、32件の汚職が報告されたと述べた。
 クントロは、ジャカルタにあるホテル・ボロブドゥールで、アチェの援助金の実施状況について報告後、「われわれは、汚職撲滅委員会(KPK)に対し、本件について捜査をおこなうように要請した」と記者に対して語った。クントロによれば、捜査の権限はKPKにあり、BRRにはないという。
 BRRは、アチェとニアスの復興において 500余りの汚職に関する報告を市民から受けていたが、強い根拠のあるものは 32件のみだという。現在まで、BRRはKPKが捜査したケースについて報告を受けていない。(TEMPO Interaktif, 06/05/10)
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by nindja | 2006-05-10 12:00 | 援助の問題
 北アチェ県ムアラ・バトゥ郡チョッ・スラニ村の津波被災者たちから嘆きの声が聞こえる。問題はオランダの国際NGOであるACHが建設した住居が、2カ月しか経っていないのに多くの部分が壊れてしまったことにある。ロスマウェから30kmほど離れたチョッ・スラニ村の住宅を6日に視察した記者によれば、ACHが建設したタイプ36の住宅はすでに壊れており、セメントの床はひび割れ、窓枠と屋根の材木は非常に低品質なものだったという。ACHは第一段階として2カ月前に50軒の家を建てている。(Media Indonesia, 06/05/07)

訳注:ACHはロスマウェのNGOの間違い、オランダのTDHから資金援助を受け、津波被災者の家を建てた。北アチェ県サムドゥラ郡マタン・スリメン集落においても、ACHが建設した家が問題となっている。詳細は、NINDJAのアチェ活動報告ブログを参照。
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by nindja | 2006-05-07 12:00 | 援助の問題
 アンワル・ナスティオン会計検査院長は24日、5兆7000億ルピアのアチェ津波支援資金に疑問を呈した。「3548億ルピアの不明なカネがある」という。会計検査院は、政府が定めた口座に入金されなかった支援金の残高3548億ルピアの取り扱いを確定するよう政府に求めた。支援金が別の必要のために利用されないよう、政府がその支援金をコントロールするためだという。(TEMPO Interaktif, 06/04/24)
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by nindja | 2006-04-24 12:00 | 援助の問題
 国会のアチェ・ニアス自然災害対策監視チームは、会計検査院(BPK)に対して、アチェ・ニアス復興庁(BRR)の緊急対策資金の使途について監査をおこなうよう求めている。国会副議長で同チーム委員長のムハイミン・イスカンダルは2日、「われわれはすぐに会計検査院に文書を送る予定だ」と語った。この要請は、12兆ルピアの使途について説明がないことにともなうものである。(TEMPO Interaktif, 06/03/02)
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by NINDJA | 2006-03-02 12:00 | 援助の問題
c0035102_0584161.jpg NINDJAは24日、北アチェ県ムアラ・バトゥ郡の友人から、以下の情報を受け取りました。

 われわれは21日、日本の支援米3tの袋を替えようとしたところ、コメはすでに腐り、虫が湧いていた。本来ならムアラ・バトゥ郡の津波被災者に配給されるべきコメが、同郡クルン・マネ赤十字社事務所に積まれたままになっていたことを残念に思う。住民によれば、日本からの支援米は、赤十字社事務所に4カ月、保管されたままだったという。
c0035102_05894.jpg クルン・マネ地域は、北アチェ県のなかでも、津波の被害がもっとも深刻であり、ただちに被災者に配給されるべきだった。ムアラ・バトゥ郡長は、受け取った段階で、コメがすでに腐っていたと語っている(地元『セランビ』紙、06年1月22日)。
 われわれは、この問題が解決されるのを望んでいる。ほかの地域でも同様の問題が発生しないよう、日本政府はただちに調査団を派遣するべきだ。(NINDJA, 06/01/24)
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by NINDJA | 2006-01-24 12:00 | 援助の問題
c0035102_10534972.jpg 17日、「ハンセン病の村」と呼ばれる北アチェ県サムドゥラ郡マタン・スリメン集落で、国軍分郡支部が供与した津波被災者のための木材が、家を建てるのには適していないことが明らかになった。この木材は、オランダの財団TDHが地元のNGOを通じて供与したものだが、地元のNGOは関心を払っておらず、住民は困惑している。
 養殖池を隔てて海に面しているマタン・スリメン集落では、2004年12月26日の津波によって、26人が死亡(重度のハンセン病患者が多かった)、28世帯すべての家が流された。
 住民によれば、このNGOは当初1カ月で家に住めるようになると約束していたが、3カ月たっても完成しないという。これは供与された木材がすべて、家の上部の支え用だったためである。そのため17日の時点で、完成したのは2軒だけで、あとの27軒(津波後、結婚により1世帯増加)は30%程度しかできていない。別の住民(女性)によれば、1軒あたり70本ほどの木材が必要だが、どれも弱すぎてつかえないという。集落は海から100mと離れておらず、海からの風で屋根が飛んだり、木壁が崩れたりすることを、住民はおそれている。
 さらに、住民は、やはり国軍分郡支部が供与した鶏小屋用の木材もまた、鶏を食べる鼬(いたち)に食いちぎられる程度の強度しかないと述べている。
 住民はお互いに失望を表すしかできずにいる。ハンセン病患者だということで差別されてきた住民は支援に感謝し、心の底では葛藤している。けっきょく地元のNGOは、国軍ビジネスをスムーズにしてしまっているだけのようだ。(NINDJA, 05/11/17)
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by NINDJA | 2005-11-17 12:00 | 援助の問題
 アチェの子モラル運動(GEMA Aceh)は3日、バンダ・アチェのシンパン・リマ・ロータリーで、アチェ復興庁(BRR)が津波以降のアチェ建設過程においてアチェ的理念・使命をもっていないとして、その解散を求める平和的デモをおこなった。
 同団体によれば、アチェにおいてBRRが登場してから6カ月たったが、津波から助かった人びとの生活について担当するはずの同機関は、実際には非常に無駄の多い機関になっているという。(Analisa, 05/10/04)
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by NINDJA | 2005-10-04 12:00 | 援助の問題
 アチェ反汚職運動(GeRAK)は23日、津波震災被害者に対して非常に少額の支援しか渡っていないのに対し、アチェ・ニアス復興庁(BRR)の役員とスタッフ100人に対する給料が高すぎるとして批判した。復興庁の予算は1.1兆ルピア(1億1000万米ドル)であり、そのうち3716億5000万ルピアが職員の給料にあてられている。これは、避難民57万4000人に対する給付金、1458億3000万ルピアの2倍以上にあたる。
 そのためGeRAK委員長のアヒルディンは、BRRに職員の給料も含めた支出額を情報公開するように求めている。いっぽう、復興庁のウィジャヤント報道官はGeRAKの批判を否定し、「われわれは740億ルピア以下(15%の付加価値税がかかるため)を日常業務のために管理しているに過ぎず、予算は復興プロジェクトをおこなっている地域の機関に渡される」と釈明した。(Jakarta Post, 05/08/24)
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by NINDJA | 2005-08-24 12:00 | 援助の問題
 アチェ緊急支援委員会のフィルダウス・イリアスは1日、国会の公聴会で、アチェ津波被害復興事業において1億ドル以上の資金が使途不明で、大規模な不正が復興努力を台無しにしていると訴えた。またイリアスは、地元政府役人が避難民の数を実際よりもかなり多く誇張し、より多くの救援資金を得ようとしたと証言した。
 いっぽうA・S・ヒカム議員は、1兆2000億ルピア(1億2270万ドル)の資金が消えたと述べたが、詳細について語らなかった。
 国会は1日に不正疑惑について討議するために、アチェ復興支援に責任のある閣僚7人を喚問する予定だった。(AP, 05/07/01)
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by NINDJA | 2005-07-01 12:00 | 援助の問題
 津波後6カ月が経ったにもかかわらず、多くの住民がまだ生活保障金を受け取っていない。バンダ・アチェ市シャ・クアラ郡プラダ・ウタマ村のムハマド・ユヌスは28日、本紙に対し「現在までのところ、わたしは3月に1度(生活保障を)受け取っただけで、それ以降はまだ受け取っていない」と述べた。その村の住民の情報はすでに集められており、生活保障金を受け取る権利をもっているものについてはすでに明らかであるにもかかわらず、3月以降、支給されていないという。
 ビルン県サマランガ郡の避難民であるシャイフルも同様の経験をしている。「わたしやほかの避難民はまだ生活保障金を受け取っていない。しかし6月22日から受け取っているものもいる」
 サマランガ郡長のナシル・ユスフは、同郡の大部分の避難民が生活保障金を受け取っていないことを認めている。「問題は、避難民の数が膨れ上がっていることだ。生活保障金の支給前に、サマランガ郡の避難民数は膨れ上がった」
 同郡の避難民数は8242人であるのに対し、生活保障金が支給されるのは3385人で、残りの4857人についてははっきりしていないという。(Media Indonesia, 05/06/28)
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by NINDJA | 2005-06-28 12:00 | 援助の問題