2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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カテゴリ:援助の問題( 66 )

 インドネシア植物・動物郡発展プログラム(FFI)代表フランク・モンベルグ20日、アチェでの住宅再建に不法木材が大量に使用されていることを指摘した。FFIの調査結果によると、アチェでの不法伐採は東南アチェ、西アチェ、アチェ・ジャヤ県でおこなわれているという。多くの外国NGOや地元NGOが、不法木材をアチェの再建に使用しているという。
 FFIの調査結果は、違法伐採を防止するために森林省側に報告された。しかしモンベルグは、問題を容易には止められないと語った。彼は木材徴収許可について、今後実業家や役人ではなく、地域社会が管理することを提案した。(TEMPO Interaktif, 05/06/20)
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by NINDJA | 2005-06-20 12:00 | 援助の問題
 ジョコ・キルマント公共事業相は7日、財務・開発監察庁の会計報告を待っていることから、アチェの津波被害者向けの避難民バラックを建設した請負業者に対して、政府はまだ支払いをおこなっていないことを認めた。
 ジョコによると、このバラック建設には28の地元請負業者と9つの国営企業が関わっている。50%の支払いについては、さきに公共事業省予算から拠出される。いっぽう、残りの支払いは財務・開発監察庁の会計報告が出されてからとなる。(Kompas, 05/06/07)
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by NINDJA | 2005-06-07 12:00 | 援助の問題
 大地震と津波の発生から5カ月が過ぎたが、被災した住民たちは10億ドルにおよぶ支援金が具現化することを待ち望んでいる。バンダ・アチェ市スリン村長シャリル・アミンや大アチェ県ダエ・グルンパン村長ムフタル・マフムドは3日、記者に対して、郡や県・州の役所からしばしばヒアリングに呼ばれて多くの支援を約束されたにもかかわらず、実現したものはまったくないと語った。
 津波による被害が甚大だったダエ・グルンパン村の場合、津波前の人口は1671人であったが、生存者は334人で彼らは現在もテントで暮らしている。ムフタルは、住民の苦難が援助から利益を得ようとする者たちの道具にならないように望んでいる。「われわれは、もう何ももっていないのだ」
 いっぽうアチェ復興庁監視部代表のアブドゥラ・アリ教授は、当初のデータよりも避難民の数が膨れ上がったため資金が十分でなく、拠出が延期されたと述べている。また、アチェ暫定州知事アズワル・アブバカルは、地方政府による被災者への資金拠出が遅れているのは、中央政府から資金を得るための手続きが容易でないためと釈明している。(detikcom, 05/06/04)
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by NINDJA | 2005-06-04 12:00 | 援助の問題
 アチェ州の地震・津波被災者のための、少なくとも1400におよぶ援助物資のコンテナが、メダンのブラワン港にいまだに積み上げられていることがわかった。物資の輸送費が不足していることに起因するという。
 この問題は先月、ユスフ・カラ副大統領がメダンを訪問したときにも触れられており、関係省庁にただちに対処するよう指示がだされたが、いまだに解決の目処がたっていない。これらの援助物資は医療器具、救急車や輸送トラックから食糧品や衣料品など生活物資にいたるまでさまざまであり、アチェの復興と再建に早急に必要とされている。(Serambi, 05/05/31)
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by NINDJA | 2005-05-31 12:00 | 援助の問題
 アチェ津波支援活動の国連特使であるビル・クリントン元米国大統領は30日夜、今後2年間のアチェ復興への支援を約束した。
 アチェ復興に参加する以外に、クリントンはアチェの将来的な復興のための資金を模索すると述べた。同氏は、今後2年間で、アチェ住民の生活が、適切な住宅に住み、子どもたちが再び学校に通えるような平常状態に戻ることを願っていると述べた。
 経済アクセスの構築と良好な復興が国連による津波後のアチェでの目標となる。そのほか、アチェはその素晴らしい自然のため、良好な観光地にもなることができるという。「アチェへ寄与した多くの人たちは、当然アチェが平常な状態に戻ったあと、アチェの状況を見たいと思うだろう」
 アチェ復興においては、良好な治安が求められるため、クリントンはすべての側が現在アチェで起きている紛争の解決に従うように呼びかけた。また紛争が解決されれば、ほかの問題も解決するとして、アチェの停戦協議に深い印象を受けたと述べた。
 アチェ訪問中、クリントンは地元有力者たちと会い議論し、大アチェ県のいくつかの避難民テントの状態を視察した。同氏によると、現在おこなわれている援助をもっと急ぐべきだという。「クリニックがあり、子どもたちも栄養失調になってないなど、多くの改善された点がある」
 またクリントンは、住民経済への援助や世銀によって資金提供された土地データの記録など、多くの肯定的な措置についても評価した。
 汚職についてクリントンは、国連は政府と協力してアチェ復興資金が汚職につかわれないよう気をつけていると評価した。またアチェ復興のため、信頼できる団体とも協力しているという。さらにクリントンはアチェ・ニアス復興庁のクントロ・マンクスブロト代表との会合において、汚職問題に触れて「すべての団体が反汚職法に従うべきだ」と述べた。(TEMPO Interaktif, 05/05/30)
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by NINDJA | 2005-05-30 12:00 | 援助の問題
 アチェ反汚職運動(GeRAK)は25日、津波被災者のための仮設住宅建設の過程で不正がおこなわれている兆候がみられ、国に1110億ルピアの損害を与えた可能性があると述べた。
 たとえば、現地の建設業者および国有企業によって建設された仮設住宅1306戸は、資材調達の過程で必要とされるはずの契約書なしで建設されている。州都市居住局のデータによれば、仮設住宅1戸当たり2億5000万ルピアの予算が計上されているが、GeRAKが現場で調査した結果では、実際につかわれたのは1億8000万ルピアにすぎないという。「3万5000ルピアの節電電球のはずなのに、実際には4500ルピアの裸電球が使用されている」
 ドイツ技術協力公社(GTZ)も同様の調査結果を出している。(TEMPO Interaktif, 05/05/25)
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by NINDJA | 2005-05-25 12:00 | 援助の問題
 アブリザル・バクリー経済担当調整相は14日、ブラワン港(北スマトラ州メダン郊外)の視察後、アチェおよびニアス島への人道支援物資が、いまだにブラワン港に山積みになっており、ただちに輸入許可なしに被災地に送るよう要請したことを明らかにした。アブリザルによれば、少なくともコンテナー1451箱分が輸入許可がないため港に積まれたままだという。マリ・パンゲストゥ通商相は、すでに輸入許可なしの支援物資送付許可書を送付しているという。(TEMPO Interaktif, 05/05/15)
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by NINDJA | 2005-05-15 12:00 | 援助の問題
 日本の国会議員カヨコ・シンヨは6日、ジャカルタでインドネシア国会副議長と会談し、日本政府がアチェ州と北スマトラに対する災害支援の透明性と実現に満足していると述べた。日本政府にとって支援金の透明性は支援金を増額する際の優先規定となっている。今回のインドネシアへの津波復興支援では、日本政府は緊急物資支援、1億4600万ドルの二国間贈与、2億 5000万ドルの国連機関を通した支援の3種類の支援をおこなった。(TEMPO Interaktif, 05/05/06)
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by NINDJA | 2005-05-06 12:00 | 援助の問題
 アチェ・ニアス復興庁のクントロ・マンクスブロトは3日、もし津波に見舞われた地域での復興資金が流用されれば、支援国が支援を中止する意向であることをと明らかにした。復興庁は、いかなる汚職も、誰による汚職も認めることはできないと述べている。「厳しく監視をするつもりだ。汚職をおこなった連中は、厳刑に処せられる」(Media Indonesia, 05/05/03)
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by NINDJA | 2005-05-03 12:00 | 援助の問題
 会計検査院(BPK)とアジア開銀(ADB)は共同で会議を開催し、海外の監査組織代表からなる諮問機関を設置、BPKと協力してアチェ支援金に関する監査をおこなうことを決定した。会議では、基金の支出について定期的な報告をおこなうこと、また、のちのち監査手続が妨害されることがないようアチェ再建計画に関する国内のコントロール・システムが事前に審査されることなどが提言された。
 ADB財務管理及び基金支出主任のファルザナ・アフメドは28日、監査プロセスをわかりやすくし、基金の使途のうち80~90%が説明のつくものになることが期待されていると述べた。
 また、ADBガバナンス・アドバイザーのスタファン・シナストームによれば、再建前の期間は汚職が起きる可能性がもっとも高く、国内コントロールシステム評価が重要であるとし、警察・検察に加えて汚職撲滅委員会(KPK)を組織、再建計画に汚職がないか調査をおこなっていくべきだという。。
 政府はアチェ再建計画案をまとめ、6月の計画開始に向け、アチェ復興庁を設置する予定である。(Jakarta Post, 05/04/29)
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by NINDJA | 2005-04-29 12:00 | 援助の問題