2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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カテゴリ:援助の問題( 66 )

 「汚職のない平和なアチェ」(ADTK)作業グループコーディネーターのアヒルディン・マフユディンは15日、地震・津波で被害を受けた避難民に対する日本の援助米数十kgが、アチェ州ピディ県シグリ市とグロン・グロン郡のいちばで発見されたことを明らかにした。日本からのコメは、市場で1kgあたり7万ルピアで売られていた。
 アヒルディンが住民から得た情報によれば、コメの貯蔵している事務所に、ピディ県避難民用の日本の援助米は積み上げられているという。コメの仲買人によれば、避難民数が水増しされ、配給がだぶっておこなわれているため、 バテェ郡の避難民はコメを売っているのだという。(Suara Pembaruan, 05/04/16)
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by NINDJA | 2005-04-16 12:00 | 援助の問題
 北アチェ県サムドゥラ郡ムチャッ村の住民100人あまりが6日、ロスマウェの県知事庁舎前にてデモをおこない、地震および津波被災者への支援金(1人あたり1日3000ルピア)を支給するよう要求した。デモ参加者の一人であるファティマ(45歳)は「ほかの避難民は支援金をもらっているのに、自分たちはまだ受け取っていない」と子どもを抱えながら語った。
 担当官であるイスカンダル・ナシルによれば、ムチャット村の2集落の住民が支援金を受け取っていないのは、津波による避難民として登録されていないためであるという。
 『テンポ』記者が確認したところ、同村のカンプン・ラマ集落のみ津波の被害を受けているものの、ほかの3集落は無傷であった。(TEMPO Interaktif, 05/04/06)
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by NINDJA | 2005-04-06 12:00 | 援助の問題
 アチェ・リカバリー・フォーラム(ARF)作業グループ代表のアフマッド・フマム・ハミドは1日、アチェでの仮設住宅建設において不正がある疑いがあると明らかにした。入札の過程が秘密裏におこなわれているからだという。「さらに仮設住宅建設は国有企業がおこなっている」
 また、フマムは仮設住宅建設は、1軒につき2億ルピア、もしくは1㎡あたり2000万ルピアの費用を費やすということを聞いたと語った。その仮設住宅建設に、アチェの住民を参加させない政府の態度を遺憾に思っているという。
 現在までのところ、仮設住宅に住む用意があるのは、アチェの40万人の避難民のうち30%以下である。
 入札なしの仮設住宅建設は、国有企業と地方建設会社とのあいだの紛争の種でもある。(TEMPO Interaktif, 05/04/01)
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by NINDJA | 2005-04-01 12:00 | 援助の問題
 アチェ・リカバリー・フォーラム作業グループ代表のアフマッド・フマム・ハミドは31日、地震・津波後のアチェ再建青写真の治安、秩序、および和解分野において、いまだインフラ建設が強調され、民衆の願いが考慮されていないと述べた。総額9兆ルピアの予算のうち、55~60%は、軍事施設の建設に使用されるという。「本来なら州警察、軍分区の建物は、中央政府が責任を負うべきであり、プログラムと住民の願いのあいだにギャップがある」(Sinar Harapan, 05/04/01)
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by NINDJA | 2005-04-01 12:00 | 援助の問題
 世界食糧計画(WFP)は、津波の被害を受けたアチェの住民280万人のうち79万人以上が緊急食糧支援を必要としていると考えられると明らかにした。これまでに、WFPは、家を失い避難民キャンプで暮らす人びとへ、9658mtの食糧支援をおこなっている。
 さらにWFPは、親戚などの家に身を寄せている人びとへの援助物資の配給も目標にするという。WFPは1月、津波被災者の約42万5000人に援助をしており、 2月には、53万人あまりに援助をするつもりである。
 援助物資を直接届けるだけでなく、WFPは、政府、インドネシア赤十字、セーブ・ザ・チルドレン、反飢餓運動(ACF)、ケア・インターナショナル、マーシー・コー、ワールド・ビジョン、カトリック・リリーフ・サービス、 HELPとも協力していく。(Acehkita.com, 05/02/22)
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by NINDJA | 2005-02-22 12:00 | 援助の問題

●村長、援助物資を流用

 アチェ・ジャヤ県チャランでは、村長による援助物資の流用が起きている。
 たとえばスアッ・ブルカ村長トゥク・インの自宅には、援助物資が山積みになっていた。なぜ配給しないのかとの質問に、トゥク・インは、人から預ったものだと答えた。物資には、物資を援助した団体のステッカーが貼られているにもかかわらずだ。
 コメ、砂糖、塩干魚といった援助物資は、トゥク・イン所有のワルン(簡易食堂、店舗)で売却されているようだ。ワルンは、たった2週間前に開かれたものである。避難民によると、海兵隊が村長にゆだねた援助物資の3分の1が避難民に与えられ、3分の2がトゥク・インの自宅に保管されているという。
 スアッ・ブルカ以外にも、ファジャル、クアラ・リガン、ブラン・ダラムなどの村で、同じような問題が起きていると考えられている。ボランティアによると、この地域の90%で物資流用の問題が起きている可能性があるという。海兵隊が指揮する救援ポストも同様である。(TEMPO Interaktif, 05/02/17)
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by NINDJA | 2005-02-17 12:00 | 援助の問題
 津波被災者であるナガン・ラヤ県クアラ郡のクアラ・タドゥとランカッの住民は、すでに用意されている仮設住宅への入居を拒否している。
 151世帯(約450人)のクアラ・タドゥ住民は全員漁師であり、用意された場所は彼らの生計の場所から非常に遠いとの理由で、ナガン・ラヤ県クアラ郡チョッ・メェ村に用意されている仮設住宅への入居を拒否している
 住民らは用意されている仮設住宅に入居すれば、自由に漁に出ることができなくなると考えている。クアラ・タドゥ、チョッ・メェおよびチョッ・ムーの3つの村の海の慣習法長であるカリディン・アルバは15日、「もし仮設住宅に住むことになれば、わわれは援助を期待することになる。しかしわれわれにはそのような習慣はない」と述べた。
 クアラ・タドゥの住民は、津波によって破壊された彼らの住宅の跡地にNGOが立てたテントで、困難な生活をおくることを選ぶという。
 また78世帯(約300人)のランカッ住民も同様な意見の述べている。漁師である彼らは、ナガン・ラヤ県クアラ郡の彼らの村から遠い位置にあるプロウ・イーの仮設住宅への入居を拒否している。(TEMPO Interaktif, 05/02/15)
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by NINDJA | 2005-02-15 12:00 | 援助の問題
 政府は、もっとも津波の被害を受けたアチェ州で、瓦礫の撤去と溢れかえる避難民キャンプの状況を改善するために、避難民を仮設シェルターに移す計画を開始した。「約400人の避難民が、15日に現在寝泊りしている政府ビル内のテントから、州都バンダアチェ近郊の木製バラックに移動する予定だ。わたしたちは、自分の家を再建したい人びとを収容する。また、人びとが無理やりバラックを追い出されるようなことはない」と計画を進める公共事業省のトトック・プリは話した。今後数週間のうちに、10万人の避難民がアチェ内の24のシェルターに移り、最長2年間そこで生活することになる。新しい仮設センターにおいては、人びとの状況がわかりやすくなり支援がしやすくなる。また、新しいセンターには、現在のテントと違い、シャワー、トイレ、キッチンも整備されている。
 緊急支援が一段落したいま、復興支援の中心は、住宅のような長期的な分野に移りつつある。津波後、約40万人がテントでの生活を余儀なくされている。
 政府のこの計画は、国連から復興に役立つ計画だとして歓迎されている。しかし、援助ワーカーのなかには、新バラックが農業地や海岸から遠く、人びとが農業や漁業に戻れないことで、結果的に、人びとの政府依存を深めてしまうという懸念の声も上がっている。また、人権活動家は、新バラック内に軍の駐屯地を設置することに反対している。
 現在、避難民の多くは、親類同士で集まり生活している。なかには、もとの村に戻り、自宅の再建を試みている人びともいる。(Jakarta Post, 05/02/14)
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by NINDJA | 2005-02-14 12:00 | 援助の問題
 ナガン・ラヤ県に建設された仮設住宅の大部分の状態はひどく、居住に適さない。現在、同県における約6000人の避難民のために、コアラ郡のパダン・ルベック、パダン・パンジャン、チョッ・メェ、およびプロウ・イーの4カ所に仮設住宅が建設されている。
 プロウ・イーおよびパダン・パンジャンの仮設住宅は地方政府により建設されているが、最低限の設備しかなく狭い。パダン・バンジャンの仮設住宅は、各世帯あたり3m四方、512世帯分が建設される。また水浴・洗濯場・トイレ(MCK)32個、トイレ24個、井戸4個が建設される。住宅は32棟建設され、ドアのあいだがぴったりとくっついているほか、建物の間隔が2mと狭い。呼吸器・肺専門医のプラジャナ・パラミタによれば、そのような状態は空気の循環が悪いため、とくに喘息などの呼吸器障害をもつ避難民の健康によくないという。
 また残りの2カ所の仮設住宅は民間の支援によって建設されている。(TEMPO Interaktif, 05/02/14)
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by NINDJA | 2005-02-14 12:00 | 援助の問題
 地元NGOによれば、北アチェ県スヌドン郡の避難民は、郡役場まで援助物資を取りに行かなくてはならない。しかし交通費が6000ルピアかかり、財産を失った避難民たちは援助を得ることができないでいる。
 クルン・グクでは、避難民キャンプがないにもかかわらず、援助物資が山積みになっている。警察機動隊(Brimob)が、この援助物資を、近くの空き家に運びこんだ。ほとぼりがさめたころに、物資を売却するのではないかと考えられている。(NINDJA, 05/02/05)
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by NINDJA | 2005-02-05 12:00 | 援助の問題