2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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 救援物資の多くは、国軍よってメダンとバンダアチェで止められている。兵士が物資を犠牲者に売りつけている、という情報もある(インスタントラーメン一つ300ルピア)。
 われわれは、救援活動が進むよう、26日以来休戦している。それに乗じて、インドメシア国軍はわれわれを攻撃、さらなる負傷者を出している。
 インドネシア政府のアチェに対するこのような非人道的措置を強く非難する。

<国際社会への要求>
インドネシア政府に対し、
①非人道的対応を改善すること
②アチェを国際社会に開放し、報道や救援スタッフが入ってこられるようにすること
を求め国際社会から圧力をかけることを要求する。

マリク・マフムド(アチェ国亡命政権首相)
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by NINDJA | 2004-12-31 12:00 | GAM情報

●犠牲者数、8万人に

 30日21時現在の死者数は7万9940人。内訳は、バンダ・アチェ1万5000、クルン・マネー117、東アチェ224、ロスマウェ157、ビルン594、ピディ1359、北アチェ1540、ナガン・ラヤ500、アチェ・ジャヤ1万5000、チャラン5000、サバン500、シムルー4、ムラボー1万200、大アチェ一万4000、アチェ島4000、南アチェ6。北スマトラ州の死者は、ニアス227、チェルミン海岸8、中タパヌリ1。行方不明者は両州で1240。(Waspada, 04/12/31)
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by NINDJA | 2004-12-31 12:00 | 被災状況

●つづく軍の検問

現在まで収容できた遺体は、やっと40%である。アチェに入っている物資は人手不足のため配給できず、そのため多くがインドネシア国軍兵士に売買されている。それに加えて、31日にはもっとも被害の甚大なムラボーに行くボランティアに対する軍の検問までおこなわれた。ボランティア、とくに海外からのボランティアが、こうしてアチェに入るのが困難になっている。(FPDRA, 04/12/31)
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by NINDJA | 2004-12-31 12:00 | 国軍の援助妨害
 メダンとバンダ・アチェからの情報によると、現在、数千トンの援助物資がメダンのポロニア空港、バンダ・アチェのスルタン・イスカンダル・ムダ空港に積まれている。われわれのボランティアが輸送手段を準備し、メダン空港からの配給を手伝おうとしたが、インドネシア国軍はそれを許さなかった。被災者の手に届くかわからないという理由だったため、担当官が同行することを提案したが、やはり拒否された。アチェ空港でも同様の理由で拒否されたうえ、ボランティアが運ぶためには、その物資を送った機関からの委任状が必要だと言われた。しかしアチェに、どうやって手紙を送るのか? また遺体の収容が遅れている。現在もっとも必要とされているのは、遺体収容のための道具である。国際社会に支援を求めたい。 (Posko, 04/12/31)
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by NINDJA | 2004-12-31 12:00 | 国軍の援助妨害

●アチェからの声

 バンダ・アチェの避難民キャンプには、まったく援助が届いていない。援助はメダンで押さえられてしまっている。共用の台所もなく、避難民は料理することもできない。1m歩けば遺体が転がっている状況である。家族・親戚を探しているとアチェ外から来た人びとが、女性の遺体から貴金属を奪うという事態も発生している。29日、北アチェ県からビルン県にかけて、津波が押し寄せるという噂が一斉に流れた。扇動した人がいるのではないか。
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by NINDJA | 2004-12-30 12:00 | 被災状況

●つづく軍事作戦

 インドネシア国軍による自由アチェ運動(GAM)に対する軍事作戦は、現在もつづいている。30日は東アチェ、北アチェ県で軍事作戦が展開され、東アチェ県ではGAMメンバー2人が射殺された。GAMは、地震後停戦を表明しており、武力衝突は起きなかった。
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by NINDJA | 2004-12-30 12:00 | 軍事作戦・人権侵害

●避難民数

<バンダ・アチェ>
Pendopo800、スラバヤ交差点1000、クデ・ビン200
<大アチェ県>
ダルサラム2000、ウレェ・カレン3000、ランバロ交差点1万2.000、カイェ・アダン・スリムン2500、ブラン・ビンタン6000、ランプヌルット1000、ダルル・イマラ5
<ピディ県>
レェ交差点5500人、シグリ7000、ウレェ・グレェ5000
<北アチェ県>
グドン・モスク4000、ムナサ・グドン2000、ムナサ・ムロン2500、ムナサ・クデ・バユ3500、ポリテクニク・モスク2000、チュッ・ムティア病院2000、ヒラク広場9000、ウムラ・モスク1500、ロスマウェ・スタジアム2000、マリクサレー大学3000
<東アチェ県>
タノ・アヌー1000、カンプン・バロ高校2500、郡庁舎4000、ビンジェ2000(SIRA, 04/12/30)
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by NINDJA | 2004-12-30 12:00 | 被災状況

●アチェ緊急支援の障害

 『ワシントン・ポスト』紙アラン・シプレスによるバンダ・アチェからの現地報告。援助物資は大量に届けられているのに、それが軍用飛行場で止まり、被災者に配給されていない状況を伝えている。

 3日前の巨大津波の被災者たちは、町の外に設置されたテントやビニール・シートをかけたシェルターに身を寄せているが、ここに昨日届けられた医薬品はボランティアの学生が配った痛み止めとビタミンCだけだった。
 地元テレビ局の敷地に設けられた被災者キャンプには救援物資が届くだろうという期待があったが、いま、人びとは放置されたと感じている。被災者のひとりヤシン(42歳)は語る。「ここには何の助けもない。まったく何もない」
 この被災者たちが知らないのは、ほんの8km先に行けば、救援物資が山積みになっているという事実だ。
 8km先にはインドネシア軍の飛行場がある。ここにインスタント・ラーメン、ペットボトル飲料水、薬品をいれたダンボール箱が積み上げられている。昨日着いた2機のオーストラリア軍用機はさらに多くの水、食糧、薬を運んできた。
 海外援助機関スタッフのなかには、インドネシア軍、行政、外国政府間の調整がはなはだしく悪いと指摘する声がある。国連人道支援調整事務所のマイケル・エルムキストは、国連がすでにアチェへの援助物資を発送しはじめており、さらに強化ビスケット12t、ラーメン8t、医薬品500kg、遺体袋5000袋、発電機50台を送る予定だ。しかし、インドネシア側は電話回線や道路が切断されているため、配給が困難をきたしていると説明する。また、地元政府の職員の多くが死亡または悲嘆にくれているため、行政が機能していないともいう。
 軍用飛行場では、平服の男10人が格納庫から滑走路へ乾麺の箱を引きずり出していた。そして箱のひとつを開け、みなで乾燥麺をかじりはじめた。
 空軍のアルディアン・ブディは、今日の午後にインドネシアから6機、マレーシアから2機の貨物便が到着し、遠隔地の被災者キャンプに物資を配給する予定だ、と言った。キャンプの代表者がもよりの軍の基地まで物資を受け取りに来ることになるとのことだが、具体的なタイムフレームには言及しなかった。
 こうしているあいだにオーストラリア軍用機C-130から荷物が降ろされていた。英国空軍のジョン・オディが駐機場に足早にやってきて、バンバン・ダルモノ少将に1日に7便の援助物資輸送が可能なことを伝えた。そして、荷物搬送を飛躍的に早めるための専門家と機材の提供、移動病院・医療スタッフ・避難サービスなどの援助も申し出た。これに対し、ダルモノ少将は、「みずからはそのような申し出を協議する権限を持たない」と答えた。地元の救援活動をコーディネートする軍の任務の正式通達には、少なくとももう1日はかかる、というのだ。ダルモノはオディに、今日のところは引き取るように頼んだ。オディは外交的にそれに同意した。(Washington Post, 04/12/30)
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by NINDJA | 2004-12-30 12:00 | 国軍の援助妨害

●30日までの犠牲者数

 30日までの死者数はアチェ州で4万5029人、北スマトラ州で239人。アチェの死者の内訳は、バンダ・アチェ9032、クルン・マネー117、東アチェ 41、ロスマウェ157、ビルン191、ピディ1359、北アチェ1540、ナガン・ラヤ168、アチェ・ジャヤ1万5000、チャラン5000、シムルー4、サバン20、ムラボー3400、西アチェ9000となっている。行方不明者は1237人となっており、その内訳は東アチェ5、ロスマウェ89、北アチェ443、ナガン・ラヤ700である。(Antara, 04/12/30)
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by NINDJA | 2004-12-30 12:00 | 被災状況
<28日>
遺体袋、衣類、テント、医薬品、毛布、コンロ、食糧、水が緊急に必要。
<29日>
収容遺体数が多いのはタナ・パシル地域、50遺体はすでに埋葬された。避難民はロスコンに避難、食糧は不足、腹痛・痒み・寄生虫などの病気が発生。
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by NINDJA | 2004-12-30 12:00 | 被災状況