2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


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 援助物資窃盗の容疑で逮捕されたNGO「政府監視団(Gowa)」のファリド・ファキは、自由アチェ運動(GAM)との関与について取調べを受けている。イスカンダル・ムダ軍管区軍警察は29日、ファキがGAMに物資を横流ししていないか調べるように命じた。国軍によれば、ファキは、鋭利な武器(山刀)、医薬品、軍糧、迷彩服用の布を盗んだ疑いがあるという。
 ファキのGAM関与に関する容疑は、ファキが管理する倉庫付近で26日、銃撃戦が起きたことから来ている。(Media Indonesia, 05/01/31)
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by NINDJA | 2005-01-31 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 自由アチェ運動(GAM)大アチェ県広報官ムクサルミナは31日、ファリド・ファキが GAMに物資を横流ししていたとの報道を否定した。ムクサルミナは、津波以降、GAMは誰からも物資を得ていないという。「わたし自身、ファリド・ファキという人物について何も知らない」
 また物資を管理するために用いられている倉庫が、インドネシア国軍のものであることから、GAMが近づくことなどありえないという。
 警察も、ファキに対する取調べが、GAMとの関与に関するものであることを否定した。匿名を条件にしたバンダ・アチェ市警察のある取調官は、ファキへの取調べが窃盗容疑に限られていると述べている。(TEMPO Interaktif, 05/01/31)
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by NINDJA | 2005-01-31 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 ハミド・アワルディン法・人権相は31日、ジョカルタの法務省庁舎において、インドネシア政府と自由アチェ運動(GAM)代表が、再度会合を開く予定であることを明らかにした。しかし、現在のところ、その時期については確定していない。「GAMは、ナングロー・アチェ・ダルサラム特別自治に関する2001年法律第18号の内容を検討する時間を求めてきた」
 ハミドによれば、フィンランドのヘルシンキで開かれたインドネシア政府とGAMとの会合は非公式なものであるという。しかしハミドは、そのヘルシンキでの会合がインドネシア政府の代表とGAMの代表が直接話をしたはじめてのものだと断言している。(TEMPO Interaktif, 05/01/31)
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by NINDJA | 2005-01-31 12:00 | 和平への動き
 バンダ・アチェにあるシャ・クアラ大学学長補佐のダルニ・M・ダウドは、津波の結果、同大学の教員110名が死亡したことを明らかにした。その教員のうち教授資格者は3名、博士号保持者は5名だった。また職員も102名が死者した。「彼らは、一般的に津波に襲われた危険な地域に住んでいた」
 またダルニは、教員と職員の夫、妻、子ども395人も津波の犠牲者となったと述べた。さらに彼らの家380戸も全壊した。
 シャー・クアラ大学側は、津波による犠牲者や、家を失った者たちに対し、支援をするつもりであるという。(TEMPO Interaktif, 05/01/31)
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by NINDJA | 2005-01-31 12:00 | 被災状況
 危機管理イニシアティブ議長として、1月27日から29日、ヘルシンキでの非公式会談のため、わたしはインドネシア政府と自由アチェ運動(GAM)を招いた。会談の目的は、2004年12月26日の津波後、両者の対話を再構築することであった。人道支援の配給のため、わたしは両者に対し、軍事行動を自制するよううながした。会談では、つぎのステップのための共通の基盤をつくることを目的とした。
 会談は木曜日にはじまり、わたしは両者と個別に会談した。金曜日の午前中は、両者が会談し、わたしも同席した。金曜日の午後と土曜日は、ファシリテーターなしで両者が会談した。
 会談は、アチェの人道問題や、援助配給の状況をレビューするところからはじまった。その後、特別自治の枠組みのなかで、包括的な解決策を模索することが可能かどうかに発展した。この枠組みにおいて、両者は、社会経済開発、復興、治安、再統合、恩赦、非常事態の解除、保障、監視、選挙、公正、そして人権について話し合われた。
 わたしは、ヘルシンキでの2回目の会談のため、両者を招待した。
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by NINDJA | 2005-01-30 03:05 | 和平への動き

●協議、まだ困難

 ユスフ・カラ副大統領は29日、ハミド・アワルディン法・人権相からの報告として、現在まで自由アチェ運動(GAM)とインドネシア政府のあいだの協議で依然としてかけひきがつづいていることを明らかにした。2回目の協議は、29日朝9時(ヘルシンキ時間)から開かれる。28日に開かれた1回目の協議については、手探りの段階だったとして、副大統領は詳細を明らかにしなかった。(TEMPO Interaktif, 04/01/29)
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by NINDJA | 2005-01-29 12:00 | 和平への動き

●協議、行き詰まりか

 ヘルシンキでおこなわれているインドネシア政府と自由アチェ運動(GAM)の非公式会談は29日もつづけられている。危機管理イニシアティブ(CMI)の仲介でおこなわれている協議だが、なんら成果を生み出さない可能性が高くなってきた。
 インドネシア代表団は、アチェ問題解決を、2001年法律第18号(アチェ特別自治法)で定められた特別自治で図りたいと考えている。GAM部隊は山から降り、すべての武器を差し出さなくてはならない。
 しかし、GAM代表団は、政府の提案を前向きにとらえていない。GAMはまず津波後の復興と救援活動が円滑におこなわれるよう限定的武装解除を提案している。
 インドネシア政府にとって、これは受け入れられることではない。アチェの治安はインドネシア政府、つまり国軍・警察の責任であり、仮にボランティアが命を落とすようなことになれば、インドネシアの名声は地に落ちてしまう。
 そのためインドネシア側は、このような事態がつづくなら、29日夕方(ヘルシンキ時間)には交渉のテーブルを離れる可能性がたかくなっている。(Liputan6.com, 05/01/29)
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by NINDJA | 2005-01-29 12:00 | 和平への動き
 自衛隊・環境衛生スタッフ約20人が29日、バンダ・アチェのバンダ・ラヤ郡で殺虫剤を散布した。マラリアの発生、流行を防ぐために散布をおこなった隊員は、武装したインドネシア国軍部隊4部隊によって守られていた。
 それ以外に、日本の医療スタッフが、バンダ・ラヤ郡ラム・アラ村の広場にある診療所で、健康診断と治療をおこなっている姿もみられた。ラム・アラのほか、ブラン・ビンタンにあるイスカンダル・ムダ空軍基地にも、日本の医療チームの診療所がある。(Acehkita.com, 05/01/29)
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by NINDJA | 2005-01-29 12:00 | 外国軍・援助機関の活動
 バンダ・アチェのアチェ災害・避難民対策本部から29日に得た情報によれば、アチェ州の地震・津波による被害者で避難民となった41万7124人のうち、約10%が精神的な障害が出ているという。
 また、避難民キャンプで広がっている主な3つの病気は、呼吸器感染症、痒み、胃痛である。避難民のうち、30%が呼吸器感染症、25%が痒み、そして12%が胃痛を患っているという。
 さらに避難民キャンプに収容されている子どもの中には、物乞いになるものも出はじめた。州知事邸のある住宅街などの人通りの多い場所では、何人かの10歳以下の子どもが物乞いのため出入りしている。(Kompas, 05/01/29)
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by NINDJA | 2005-01-29 12:00 | 被災状況
 インドネシア政府とアチェ独立派は土曜日、今回の津波による大災害を機に、30年にわたる戦闘の終結を目指す話し合いを進めると発表した。
 アチェの人道的危機問題に焦点をあてた2日間の話し合い終了後、代表団は、次回の話し合いについて、インドネシア政府と独立派の政治に対する考え方の違いに焦点をあてたものになることを明らかにした。
 GAM首相マリク・マフムドは、「GAMのリーダーたちは、今回、インドネシア政府高官と緊密な関係を築いた。わたしたちの一番の関心事は、アチェでの復興活動が順調に進むよう停戦することだ」と述べた。
 しかしながら、30年にわたり、ストックホルムで亡命生活を送ってきたGAMのリーダーたちがどれだけ現場の兵士たちに影響を持ちえるかは定かではない。
 インドネシア政府は今回、ウィドド・AS政治・法・治安担当調整相を含むこれまででもっとも上官の交渉担当者を派遣した。2004年にアチェ独立派との停戦をうたって当選したスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領は、「これは停戦に向けた大きな契機だ」と述べた。
 しかしながら、アチェ人のなかには安易な協定締結に懐疑的なものもいる。(Reuters, 05/01/29)
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by NINDJA | 2005-01-29 12:00 | 和平への動き