2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


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 アチェ反汚職運動(GeRAK)は25日、津波被災者のための仮設住宅建設の過程で不正がおこなわれている兆候がみられ、国に1110億ルピアの損害を与えた可能性があると述べた。
 たとえば、現地の建設業者および国有企業によって建設された仮設住宅1306戸は、資材調達の過程で必要とされるはずの契約書なしで建設されている。州都市居住局のデータによれば、仮設住宅1戸当たり2億5000万ルピアの予算が計上されているが、GeRAKが現場で調査した結果では、実際につかわれたのは1億8000万ルピアにすぎないという。「3万5000ルピアの節電電球のはずなのに、実際には4500ルピアの裸電球が使用されている」
 ドイツ技術協力公社(GTZ)も同様の調査結果を出している。(TEMPO Interaktif, 05/05/25)
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by NINDJA | 2005-05-25 12:00 | 援助の問題
 国会第1委員会は、23日夜に開かれた政治・法・治安担当閣僚とのアチェ問題に関する作業部会において、ヘルシンキでおこなわている自由アチェ運動(GAM)とインドネシア政府の協議に関連し、その協議に期限を定めるとともに、アチェにおける包括的プログラムを強化すること要求した。評価にあたっては、インドネシア共和国の統一の堅持、特別自治州の地位、GAMの武装解除と解散がその条件となるという。
 ヘルシンキにおける協議は、これまで3回おこなわれており、第4回目は5月26日から31日にかけて実施される。(detikcom, 05/05/24)
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by NINDJA | 2005-05-24 12:00 | 和平への動き
 国会第1委員会(国防)は23日夜、国防・治安担当閣僚と公開で会議を開いた。その会議には、ウィドド・AS政治法治安担当調整相、ユウォノ・スダルソノ国防相、エンドリアルトノ・スタルト国軍司令官、ダイ・バフティアル国家警察長官、M・マルフ内相、ハミド・アワルディン法・人権相、ソフヤン・ジャリル情報・通信相、バフティアル・ハムシャ社会相、およびA・M・ファトワ国民協議会副議長などが出席した。
 この会議ではアチェで5月19日から実施された文民統制の実施について議論された。また26日にフィンランドでおこなわれる4回目の自由アチェ運動(GAM)との協議の政府代表の準備についても議論された。(TEMPO Interaktif, 05/05/23)
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by NINDJA | 2005-05-23 12:00 | 和平への動き
 国会第1委員会は23日、ヘルシンキでのインドネシア政府と自由アチェ運動(GAM)の4回目の協議(26日から31日まで)について、もはや継続される必要はないという意向を示した。残るのは、特別自治を受け入れるか、GAMが殲滅されるかの選択肢だけだという。
 委員会は、危機管理イニシアティブ(CMI)という外国が仲裁して、協議がおこなわれることを負担に感じているという。(detikcom, 05/05/23)
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by NINDJA | 2005-05-23 12:00 | 和平への動き
 アチェ州知事第一助役フスニ・バフリは19日、軍事戒厳令と同時に 2年前から実施されていた紅白身分証明書が廃止され、インドネシアのほかの地域のような身分証明書に変更される予定であることを明らかにした。19日0時(西部時間)から、非常事態が解除され、文民統制になったことを受けたものである。
 身分証明書の変更は、各県・市の責務となるが、非常事態解除の大統領決定が発布されたのちにおこなわれる。(TEMPO Interaktif, 05/05/19)
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by NINDJA | 2005-05-19 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 エンドリアルトノ・スタルト国軍司令官は19日、アチェが文民統制下におかれ、自由アチェ運動(GAM)と国軍の武力衝突が起きているが、だからといって国軍がアチェで治安維持していないわけではないと述べた。国軍は、依然として「レンチョンの地」(訳注:アチェの伝統的な短剣「レンチョン」からアチェを意味する)に展開するという。「非常事態が解除されたから、住民に安全を与える努力がなくなるわけではない」
 すでに知られているように、アチェにおける非常事態は5月18日で終わった。もちろんいくつかの地域では、治安維持の妨害が起きているものの、政府は非常事態を文民統制に格下げする国会の同意を得た。なお、文民統制になったときに、武力衝突が生じ、GAMメンバー2人が死亡、国軍兵士2人が負傷している。
 スタルトは、 もしもGAMが降伏したら、国軍はアチェから撤退すると述べている。また、アチェにおける国軍の存在は、アチェが危険状態にあるためではなく、今後の治安状態が、必要とされる兵士の数を決定するという。(detikcom, 05/05/19)
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by NINDJA | 2005-05-19 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 アチェで軍事戒厳令時の元作戦司令部司令官2人が、新たな職位に昇格した。この2人は、異動となった57人の高級将校に含まれる。国軍広報局長アフマド・ヤニ・バスキ大佐が17日に認めたところによると、幾度か要職を交替させたあとに、国軍は再び人事異動をおこなったという。今回は、57人の高級将校が、昇格して新たな職位を得た。(detikcom, 05/05/17)
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by NINDJA | 2005-05-17 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 国軍本部広報局長アフマド・ヤニ・バスキ大佐は、アチェ文民統制についての質問に対し、国軍がアチェにおける部隊を縮小する計画がまだないと語った。「現在のことろ、アチェに駐屯する部隊の撤退も増派も計画していない」
 現在、アチェに駐屯する国軍兵士は、陸・海・空軍から約3万9000人にのぼっている。(TEMPO Interaktif, 05/05/17)
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by NINDJA | 2005-05-17 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 アブリザル・バクリー経済担当調整相は14日、ブラワン港(北スマトラ州メダン郊外)の視察後、アチェおよびニアス島への人道支援物資が、いまだにブラワン港に山積みになっており、ただちに輸入許可なしに被災地に送るよう要請したことを明らかにした。アブリザルによれば、少なくともコンテナー1451箱分が輸入許可がないため港に積まれたままだという。マリ・パンゲストゥ通商相は、すでに輸入許可なしの支援物資送付許可書を送付しているという。(TEMPO Interaktif, 05/05/15)
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by NINDJA | 2005-05-15 12:00 | 援助の問題
○カンプン・ラマ村に水道設置
c0035102_31726100.jpg 本日(14日)、サムドゥラ郡カンプン・ラマ村に水道を設置するための資金1063万7500ルピア(1円=約89ルピア)を送金しました。
 カンプン・ラマ村も、西ランチャン村と同じく、塩水しか出ないため、被災者から水道の設置を要請されていました。西ランチャン村の場合は、村自体が狭かったこと、近くの川の流れもゆるやかで、川に近い地域の人びとは、川の水を汲みにいけたため、貯水槽を2つしか設置しませんでした。しかし、カンプン・ラマ村の場合は、西ランチャン村より規模も大きく、近くの川の流れも速く、自分たちで川の水を汲むのは厳しいため、300メートルおきに、3つの貯水槽を設置することになります。
c0035102_3165859.jpg すでにレンガ、セメントなどの買い付けは終わっているようです。8月の夏休みの時期に、津波後、第4回目のアチェ訪問を予定していますが、そのときには西ランチャン村のように、人びとが水道をつかっている様子を見るのが楽しみです。
 
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by NINDJA | 2005-05-15 03:08 | NINDJAの救援活動