2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


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 活動家グループ25団体は、インドネシア政府と自由アチェ運動(GAM)の和平協議への支持を表明した書簡(24日付)をユドヨノ大統領とGAM亡命政府指導者宛に発表した。
 同書簡では、すでに4回目となる現在の和平協議を全面的に支持し、アチェ紛争の平和的解決に向けた発展を希望できると述べている。しかし、いっぽうで、一部国会議員が政府にGAMとの和平交渉を打ち切るよう要請していることに強い遺憾の意を表明し、反和平協議派はアチェ問題を平和的かつ尊厳をもって解決するとした国民協議会令2001年第10号と同2002年第6号に反するものであると批判している。
 同書簡に賛同した団体は、市民による調査とアドボカシー機関(ELSAM)、ビアク民衆の慣習法協議会、行方不明と暴力犠牲者のための委員会(Kontras)北スマトラ支部をはじめとした、各地の人権、労働者、先住民、女性のグループである。(Acehkita.com, 05/06/30)
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by NINDJA | 2005-06-30 12:00 | 和平への動き
 29日付け『コンパス』紙は、アチェの和平協議が進行しているにもかかわらず、国防省がアチェでの軍事作戦を継続するために5500万ドル近い予算を秘密裡に要求していたと報道した。「治安回復作戦」を維持するための機密扱いの予算要求書簡は、財務省に送られた2日後、国会の第1委員会(治安・政治・外交)にも送られていた。
 同委員会のジョコ・スシロ議員は、国防省が追加予算を得る権限がある非常事態がすでに解除されているので、今回の秘密裡の予算要求は不適切であるという議員たちの見解を示した。しかし、スシロ議員も国防省関係者も『コンパス』紙の報道についての直接のコメントは避けた。(AFP, 05/06/29)
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by NINDJA | 2005-06-29 12:00 | 軍事作戦・人権侵害
 アチェ州で29日、ASEANとEU諸国の大使、そしてインドネシア代表がアチェの指導者と会談し、アチェのいくつかの地域を訪問した。アセアンはマレーシア、シンガポール、タイから3名、EUから7名の大使、インドネシアからは18名が参加した。また、危機管理イニシアティブ(CMI)からも2名が参加した。インドネシア代表の1人、ソフヤン・ジャリル情報・通信相によれば、今回の会合はフィンランド・ヘルシンキでの自由アチェ運動(GAM)とインドネシア政府との会談に向けて情報を収集することが目的であるという。(detikcom, 05/06/29)
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by NINDJA | 2005-06-29 12:00 | 和平への動き
 国会国防委員会委員のジョコ・スシロは28日、外国人監視員のアチェ州への入域を許可した政府決定について質問した。外国人監視員は、ユスフ・カラ副大統領の招聘状によって、すでにアチェに入域したと伝えられる。招聘状は、副大統領秘書官のアスリル・ノルの署名で、6月5日に送付されたという。
 いっぽう、ユスフ・カラ副大統領は、自由アチェ運動(GAM)との合意が達成されたのち、アチェ問題解決のための新たな監視チームの設置をおこなう予定であることを明らかにしている。(TEMPO Interaktif, 05/06/28)
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by NINDJA | 2005-06-28 12:00 | 和平への動き
 津波後6カ月が経ったにもかかわらず、多くの住民がまだ生活保障金を受け取っていない。バンダ・アチェ市シャ・クアラ郡プラダ・ウタマ村のムハマド・ユヌスは28日、本紙に対し「現在までのところ、わたしは3月に1度(生活保障を)受け取っただけで、それ以降はまだ受け取っていない」と述べた。その村の住民の情報はすでに集められており、生活保障金を受け取る権利をもっているものについてはすでに明らかであるにもかかわらず、3月以降、支給されていないという。
 ビルン県サマランガ郡の避難民であるシャイフルも同様の経験をしている。「わたしやほかの避難民はまだ生活保障金を受け取っていない。しかし6月22日から受け取っているものもいる」
 サマランガ郡長のナシル・ユスフは、同郡の大部分の避難民が生活保障金を受け取っていないことを認めている。「問題は、避難民の数が膨れ上がっていることだ。生活保障金の支給前に、サマランガ郡の避難民数は膨れ上がった」
 同郡の避難民数は8242人であるのに対し、生活保障金が支給されるのは3385人で、残りの4857人についてははっきりしていないという。(Media Indonesia, 05/06/28)
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by NINDJA | 2005-06-28 12:00 | 援助の問題
 ロスマウェの友人たちからは連絡が来ていたのにもかかわらず、長らく活動報告をアップできずにおりました。申し訳ありません。今日から、少しずつアップしていきます。

○マタン・スリメン集落について(5月17日、6月1日に送られてきた報告より)
c0035102_22553379.jpg<JPS>
 5月4日の活動報告でお伝えした、無償で治療を受けられるための「JPS」という書類ですが、5月17日には全員分取得できていることが確認できました。JPS取得にかかる費用として50万ルピア渡していたのですが、あまりが出たため、病院では入手できず、購入しなくてはならない薬の購入にあてたそうです。c0035102_22554539.jpg<家>
 ハンセン病の村だということで、ほかの被災者からも差別されているマタン・スリメン集落の人びとにとっての最大の懸案事項は、家の問題です。
 5月はじめ、仮設住宅にも入れず、墓地の前でテント生活をしている人びとに、ルンビアの葉でつくった屋根を支援しました。
 現在、ACHという団体がオランダからの支援を受け、元の場所に彼らの家を建設することになりました。海から近いのですが、人びとも、ほかに行く場所がないということで納得せざるを得なかったようです。
 すでに集落に戻り、掘っ立て小屋を建てている人びとも出ているとか。彼らが集落に戻る際は、わたしたちが支援したルンビアの葉ももっていってくれるとのことでした。
<漁業>
 支援した漁具「サウォッ・シラン」をつかって、大きなエビを獲れるようになっており、1日4万ルピア稼げることもあるそうです。

○カンプン・ラマ村について(5月17日、6月1日に送られてきた報告より)
c0035102_2352065.jpg<水道>
 5月14日の活動報告で流した水道設置工事がはじまりました。写真は、3つ設置される貯水槽の1つになります。6月1日時点で、すでに2つの貯水槽が完成し、水が流れるようになったようです。
<漁業>
 42の「サウォッ・サベェ」、11の「サウォッ・シラン」を支援しましたが、それもすべて完成しました。村のほとんどの人が元の村に戻り、生活を再開しているそうです。マタン・ウリム村にある仮設住宅に残っているのは一部だとか。
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by NINDJA | 2005-06-27 22:54 | NINDJAの救援活動
 自由アチェ運動(GAM)のメンバー約5000人を統括するムザキール・マナフ司令官は27日、声明を発表し、欧州連合(EU)の事実調査団の訪問中にインドネシア国軍との衝突を避けるよう命じた。マナフは、インドネシア政府が国軍の勢力を増強していると非難し、アチェ紛争の平和的解決を破壊しようする国軍や警察の挑発に乗らないようGAMメンバーに強く呼びかけている。
 EU調査団は和平監視拠点を設置するため、28日から4日間にわたって現地調査をおこなう予定である。
 30年にわたるアチェの紛争を解決する努力は、99年の東ティモール分離以来、インドネシアにとっては最大の脅威とみなされている。コヒリン・スガンダ・サプトラ少将は、国軍がEU調査団を歓迎するとし、「EUは現地調査後に監視団を派遣し、アチェの問題解決にあたる。このなかには、 GAMにどうやって武器を放棄させるかという問題も含まれている」と発言している。(AP, 05/06/27)
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by NINDJA | 2005-06-27 12:00 | 和平への動き
 アンソール青年運動事務局長のマスクト・チャンドラネガラは25日、2001年に、ロシアのヘリコプターMI-2購入にあたって賄賂を受け取ったアチェ州知事(停職中)のアブドゥラ・プテも杖打ち刑に処せられるべきだと述べた。ビルンで先に杖打ち刑が執行されたように、プテも同様の扱いを受けるべきだという。マスクトはまた、この杖打ち刑は、多数の人が目撃できるよう、バンダ・アチェの大モスク前でおこなわれてもよいと述べた。(Jakarta Post, 05/06/25)
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by NINDJA | 2005-06-25 12:00 | その他
 ダイ・バフティアル国家警察長官は24日、アチェで国際赤十字の女性職員が銃撃され重傷を負った事件に関連し、アチェにおける外国人ボランティアを護衛する用意があることを伝えた。
 アチェ・ジャヤ県ラムノ郡ラムトゥイ村で23日、国際赤十字の車が銃撃され、乗っていた香港出身の女性職員(27歳)が肩や首などを撃たれ大けがを負った。治安当局はこれをGAMによる犯行とみており、今後の安全の確立のため、同州内の危険地域に入る外国人ボランティアは治安部隊へ事前に伝えるように求めた。 GAMは事件への関与を否定している。(Kompas, 05/06/24)
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by NINDJA | 2005-06-24 12:00 | 外国軍・援助機関の規制
 16日から19日にかけて、バンダ・アチェで、約350人のアチェ女性が参加して開催された「ドゥッ・パカット・イノン・アチェ」において、来る地方首長選挙の候補者リストに、女性の名が含まれていないのであれば、アチェ女性が地方首長選挙の実施をボイコットする、という提言が採択された。
 インドネシアの女性活動家で、UNIFEMからジェンダー・アドバイザーとして復興庁に加わっているデブラ・ヤティムは23日、この提言は後日、大統領とアチェ・ニアス復興庁クントロ・マンクスブロト長官に伝えられる予定であることを明らかにした。「ドゥッ・パカット・イノン・アチェ」の開催は、政府による復興計画の青写真において女性の役割が軽視されているなか、津波被災者だけでなく、アチェ女性全体にとって重要だという。
 同会議は、地方議会の多くの女性議員のほか、活動家、そして津波の被災者らが出席しておこなわれた。(Media Indonesia, 05/06/23)
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by NINDJA | 2005-06-23 12:00 | その他