2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


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 自由アチェ運動(GAM)広報官バフティアル・アブドゥラは14日、ヘルシンキで声明を発表、インドネシア政府がアチェに政党設立を提案する準備があることを歓迎すると表明した。政府提案の詳細を明確にする必要があるとしながらも、GAMは政府が民主主義の基本的理念である結社の自由を認めたことを受け入れるとしている。さらに、政府がアチェの人びとの民主的権利を確保するメカニズムを確立するのならば、GAMは持続的な政治解決に向けた合意に達する可能性があると信じると希望を表明している。
 アブドゥラ広報官は、GAMはみずからの利益のために政党設立を求めているのではなく、多くの政党が認められることを確保したいと語っている。(ASNLF, 05/07/14)
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by NINDJA | 2005-07-14 12:00 | GAM情報
 アチェ・ワーキング・グループ(AWG)は13日、協議と通じてアチェ問題を平和的に解決するのを阻止しようとするあらゆる試みに対して断固とした措置をとるようインドネシア政府に要請した。協議過程に反対する国軍の声明は、数人の国会議員と同調するものであるという。
 AWGのオットー・シャムスディンは、現在アチェで国軍の活動が活発になっており、現在政府が進めている和平交渉の協議に支障をきたすことを懸念していると述べた。また同氏によれば、民兵の動員や治安問題を頻繁にもち出すといったことは、アチェで軍事戒厳令が適用される前に開かれた政府とGAMの協議の際にも同様におこなわれたという。(Suara Pembaruan, 05/07/14)
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by NINDJA | 2005-07-14 12:00 | 和平への動き
 国会第1委員会のエフェンディ・ホイリ議員は13日、ヘルシンキでおこなわれているGAMとの和平協議の過程のなかで、政府は誠実でないと批判した。「政府は国会で質問されると協議は非公式なものだと言うが、政府の交渉チームは公式で、費用も国から出ている。これは明らかに公式協議だ」
 エフェンディはさらに、国会第1委員会が政府にGAMとの協議をおこなわないよう申し入れたことを明らかにした。エフェンディによると、アチェ問題は特別自治法と包括的軍事作戦により、本来ならばすでに解決されているはずであるという。また、協議がおこなわれている最中にもアチェでは銃撃戦が交わされ、ユスフ・カラをはじめとする政府の行動は理にかなわず、国会第1委員会は政府に第4回協議を最後にするよう申し入れたのに、政府はこれを聞き入れないと非難した。(detikcom, 05/07/13)
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by NINDJA | 2005-07-13 12:00 | 和平への動き
 ウィドド・AS政治・法・治安担当調整相は13日、政府が自由アチェ運動(GAM)の求めるアチェ州での地方政党の設立を認めないことを強く主張した。「1945年憲法の修正条項は地方政党の設立を認めていない。全国的な政党だけが承認される」
 ウィドドは、元GAMメンバーも政府から恩赦を与えられインドネシアに戻れば、完全な権利を付与され市民として認められるとしている。
 いっぽう、ハサン・ウィラユダ外相は13日、GAMが提案したアチェ監視要員の派遣計画をシンガポール、マレーシア、ブルネイ・ダルサラーム、タイ、フィリピンなどの東南アジア諸国連合(ASEAN)と欧州連合(EU)の外相に通達したことを明らかにした。(Jakarta Post, 05/07/13)
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by NINDJA | 2005-07-13 12:00 | 和平への動き
 政府は、フィンランドのヘルシンキにおける自由アチェ運動(GAM)との非公式協議が、8月17日以前に終わることに楽観的である。
 ユスリル・イフザ・マヘンドラ国家官房長官によれば、今回の5回目の協議で、政府は政治参加のための元GAMメンバーの権利の保障を提案したという。さらに、地方首長選挙への参加を容認した。しかし政府は、自治政府か地方政党の設置を求めたGAMの申し出を拒否した。政府はアチェに対して、特別自治を与えることができるだけだという。
 同様のことは、インドネシア代表団団長のハミド・アワルディンからも伝えられた。自治政府か地方政党の設置を要請したGAMの提案が、政府に拒否された場合、協議が行き詰る可能性について、ハミドは、それでも確実に打開策はあると述べている。ハミドはまた、政府が、地方政党を認めないという立場について議論する用意があると明らかにした。(Liputan6.com, 05/07/12)
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by NINDJA | 2005-07-12 12:00 | 和平への動き

●GAM、特別自治を受入れ

 自由アチェ運動(GAM)広報バクティアル・アブドゥラは10日、インドネシア共和国単一国家(NKRI)にとどまる選択をする用意があることを明らかにした。「アチェの人びとは、NKRIの枠組みで、自身の運命を決定する権利がある」
 これは、スウェーデンで9、10日におこなわれたアチェ市民と代表とGAMの会合で述べられたもので、GAMは、アチェ州における民主的雰囲気醸成のため、インドネシア政府と和平協議を継続するつもりであることを明らかにした。(TEMPO Interaktif, 05/07/11)
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by NINDJA | 2005-07-11 12:00 | 和平への動き
 ユスフ・カラ副大統領は11日、政府と自由アチェ運動(GAM)との和平協議に反対している国会闘争民主党会派に対し、「アチェで戦争すればいい」と語った。「メガワティは以前、再びアチェの人びとの血と涙を流させないと約束した。そうであれば、協議しなくてはならない」(TEMPO Interaktif, 05/07/11)
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by NINDJA | 2005-07-11 12:00 | 和平への動き
○西クアラ・クルト村の状況(6月12日、24日に送られてきた報告を翻訳)

 タナ・パシール郡西クアラ・クルト村の49世帯のうち21世帯はすでに元の村に戻りました。残りは、マタン・ウリム村の仮設住宅で生活しています。元の村に戻った住民のうち 15世帯は「セーブ・ザ・チルドレン」から家(5×6メートル)を支援されました。仮設住宅で暮らす住民は、村に戻るにはトラウマを抱えており、支援を受けていません。

c0035102_0171431.jpg 5月15日、西クアラ・クルト村の住民に蚊帳と漁網を供与しました。その際、人びとから、サムドゥラ郡ブラン・ニボン村から西クアラ・クルト村への道路に穴が開いたため、修繕するための石・土を支援して欲しいと頼まれました。この穴があると国境なき医師団の飲料水支援トラックが村まで入りたがらないのです。
c0035102_0172465.jpg この穴は、セーブ・ザ・チルドレンが言え建設用の資材を運ぶときにできたものなので、セーブ・ザ・チルドレンに修繕を要請したそうですが、すでに家を支援したという理由で拒否されてしまったそうです。人びとが飲料水を得るためにも、道路修繕は必要だと判断し、5月25日、トラック1台分の石・土(29万ルピア)を支援しました。人びとは、すぐに協力して、道路の穴を埋めました。

c0035102_0173651.jpg 5月29日、小学1~5年生に、ジョンソン製の自転車7台(1台27万ルピア)を供与しました。津波で子どもたちの自転車が流されてしまい、3km離れたブラン・ニボン村の小学校まで歩いて通わなくてはならなくなってしまったためです。ジョンソン製を選んだのは、手入れがしやすく、あらゆる年齢層の人がつかえるためです。供与に際しては、子どもたちが自転車屋で、自分の好きな色を選べるようにしました。

c0035102_0175823.jpg 人びとは、政府から18艘の漁船の支援も受けました。しかし漁網(120万ルピア)の支援がなかったため、まだ漁に出られずにいます。わたしたちが支援したジャラやカドラ(魚の種類)を獲る網をつかって、子どものお小遣いや生活費を稼いでいます。

c0035102_0174875.jpg ゴザ編みをおこなっていた女性たちが、支援を望んでいます。ゴザの材料になるパンダンの木は植えてから1年たって、はじめてゴザを編めるまで育ちます。木は、ヤギを防ぐため、柵で囲わなくてはなりません。女性たちは、この柵をつくる資金の支援を要請しています。写真にある2つのモチーフが、津波後も生き残ったもので、女性たちは、これを再生させることを強く希望しています。
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by NINDJA | 2005-07-11 00:18 | NINDJAの救援活動
(6月2日に送られてきた報告を翻訳)

○スヌドン郡の状況
 東ウレェ・ルベック村では、ほとんどすべての台所(注:塩水を煮込む掘っ立て小屋)で塩づくりがおこなわれるようになりました。みんな、塩づくりの器具の支援に、とても感謝しています。ほかの人から器具を借りないで済むようになったからです。
 トゥピン・クユン村では、(器具のほか)台所の屋根用にルンビアの葉を支援したあと、人びとは台所を建設しています。

○サムドゥラ郡の状況
<クルン・マテェ村>
 クラペ(魚の種類)を獲る漁網、サウォッ・サベェ、アンコイの支援を受け、人びとは、 2週間前(5月半ば)から漁をはじめています。1日2万5000から 3万5000ルピア稼げています。住民のほとんどは、まだ仮設住宅で暮らしています。

<ブラン・ニボン村>
 サウォッ・サベェ、サウォッ・シランの支援を受けた人びとは、ほぼ毎日2万から 3万ルピア稼げています。誰も仮設住宅で暮らしていません。

<マタン・ウリム村>
 サウォッ・サベェ、ジャラの支援を受けた人びとは、やはり少し息をつけるようになりました。サウォッ・サベェの支援を受けた人は、1日1万5000から2万ルピア稼いでいます。ジャラの支援を受けた人は、いまは川や海岸沿いでクラペ(魚の種類)を獲っています。日々、家で食べるほか、8000から1万ルピアの稼ぎにつながります。これはプウク村やサワン村でも同じ状況です。

<西ランチャン村>
 設置した水道は、いまも十分機能しています。人びとは朝も、昼も、夕方も、この水をつかってマンディ(水浴)し、洗濯をしています。支援した31のジャラも、子どものおこづかいを稼ぐのに役立っています。人びとは、養殖池近くの川で魚を獲っています。
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by NINDJA | 2005-07-10 16:31 | NINDJAの救援活動
 西アチェ県ムラボーで子どもの支援を終えたばかりのオランダ人女性マリアが7日、車でメダンに向かうところを撃たれ、足を負傷した。
 マリアの横に座っていたアズミアティによれば、航空券を取れなかったため、マリアと7人の仲間は、メダンへ陸路で向かうことにしたという。マリアは運転手の後ろに座っていた。
 彼らは、21時30分ごろ、ファジャル市警察詰所前で、治安部隊に止められ、荷物検査を受けた。ひとりの兵士が、なぜ白人女性がいるのか、なぜ陸路を取ったのか尋ね、気をつけるように言ったうえで、2万ルピアを要求した。
 アズミアティによれば、すべての治安部隊詰所で、同じように2万ルピア支払わなくてはならなかったという。
 ある橋に近い警察詰所から1kmほどのところで、発砲は起きた。約10回、銃声が鳴り響き、車の窓ガラスは割れ、彼らは伏せた。マリアは、このとき右足に銃弾を受けた。8日昼現在、マリアはメダンの病院で治療を受けており、回復に向かっているという。(TEMPO Interaktif, 05/07/08)
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by NINDJA | 2005-07-08 12:00 | 外国軍・援助機関の規制