2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


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 自由アチェ運動(GAM)は、現在国会に提出されているアチェ行政法案に関し、独立候補を廃止するとの政府の政策に抗議する予定である。同法案は、アチェ社会のあらゆる人びととの話し合いの結果提案されたものなので、独立候補の廃止はアチェ住民の意思とはかけ離れているものであるという。
 元GAM和平交渉担当者のカマルザマンは、和平合意覚書のいくつかの本質的な点がアチェ行政法案で満たされていないと述べた。(TEMPO Interaktif, 06/01/31)
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by NINDJA | 2006-01-31 12:00 | 和平への動き
 自由アチェ運動(GAM)元交渉担当者ヌル・ジュリは29日、アチェ行政法についての政府案について、地方首長選挙で独立した個の人候補者の機会を閉ざされているとして拒否し、政府が草案を修正することを求めた。それが受け入れられない場合には、和平合意覚書に反するとして、この件をフィンランド前大統領マルティ・アハティサリの率いる危機管理イニシアティブ(CMI)に報告するという。(TEMPO Interaktif, 06/01/29)
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by NINDJA | 2006-01-29 12:00 | 和平への動き
 ユスリル・イハザ・マヘンドラ国家官房長官は26日、アチェ州行政法案が完成し、国会へ提出されたことを明らかにした。同法案は、アチェ地域の首長選挙を規定するものである。
 政府と国会は、3月末までに法案を完成させることで合意し、7月には地方首長選がおこなわれる予定である。ユスリルによれば、M・マルフ内務相は当初4月に首長選をおこなうと述べていたため、約束とは異なるという。
 また、地方政党は法案で規定されてないので、まだ選挙に参加することはできない。(Liputan6.com, 06/01/27)
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by NINDJA | 2006-01-27 12:00 | 和平への動き
 インドネシア政府と自由アチェ運動(GAM)との和平合意調印から5カ月以上がたったが、ロスマウェではいまだ紅白住民証が使用されている。ロスマウェの住民によれば、紅白住民証は当初、ナングロー・アチェ・ダルサラム州での軍事戒厳令が終了するまで有効とされていたが、政府からは住民証について何の指示も受けていないという。住民たちは早急な交換を求めている。(TEMPO Interaktif, 06/01/25)
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by NINDJA | 2006-01-25 12:00 | 和平への動き
 東京駿河台法律事務所さんから、事務所設立10周年を記念して、アチェ津波被災児童に対する支援100万円をいただきました。ありがとうございました。
 とくに支援物資の届いていないスヌドン郡、西バクティア郡、ハンセン病コロニーのタナ・パシル郡西クアラ・クルト村、サムドゥラ郡マタン・スリメン集落を中心に、子どもたちが必要としているものを調査したうえ、制服、靴、カバンなどの学用品を必要に応じて支援しました。
 このたびロスマウェから支援活動に関する報告が送られてきたので、ここでご紹介させていただきます。

○スヌドン郡
c0035102_1395542.jpg<マタン・ラダ村>
 1月3日、マタン・ラダ村の全小学生、中学生、高校生に対し、靴の支援をおこないました。ただ315人と数が多いため、まだ約90足の配給が終わっておらず、今週中に配る予定です。
※靴 5万5000ルピア×315足=1732万5000ルピア
<トゥピン・クユン村>
 1月3日、子どもたちへの支援のほか、バリ・プンガジアン(コーラン詠み練習の場)のための板30枚、ランプ2個、コーラン10冊を配りました。支援を全員に渡したわけではないため、当初、平等ではないという批判がありましたが、とくに貧しい家庭の子ども、孤児、まだ援助を受けていない子どもを優先させていると説明したところ、人びとは理解してくれました。
※制服 5万5000ルピア×20着=110万ルピア
 ボーイ/ガールスカウト用制服 5万5000ルピア×31着=170万5000ルピア
 靴 5万ルピア×39足=195万ルピア
 カバン 4万ルピア×7個=28万ルピア
 ジルバブ 2万5000ルピア×2枚=5万ルピア
 祈祷時ベール 8万ルピア×2枚=16万ルピア
 辞書 5万5000ルピア×2冊=11万ルピア
 教典 25万ルピア×1冊=25万ルピア
 クルアン 5万ルピア×10冊=50万ルピア
 ランプ 5万ルピア×3個=15万ルピア
 板 3万5000ルピア×30枚=105万ルピア

<マタン・パニャン村>
 数カ月前の調査の際、小学校の子どもたちが靴を必要としているとわかりました。ただ村の子どもの数が多いため、支援が十分か不安がありました。そのため孤児と貧困家庭の子どもを優先させました。また調査で、幼稚園児が制服を必要としていることもわかりました。1月4日に配給しました。
※靴 5万ルピア×39足=195万ルピア
 制服 5万5000ルピア×32着=176万ルピア

<マタン・プントン村>
 マタン・パニャン村と同様に、孤児と貧困家庭の子どもを優先させ、必要とされている靴を支援しました。1月4日に配給しました。
※靴 5万ルピア×30足=150万ルピア

c0035102_140970.jpg<ムナサ・サゴ村>
 マタン・パニャン村と同様に、孤児と貧困家庭の子どもを優先させ、小学生には靴、幼稚園児には制服を支援しました。1月4日に配給しました。
※靴 5万ルピア×35足=175万ルピア
 制服 5万5000ルピア×43着=236万5000ルピア

<ロッ・プウク村>
 マタン・パニャン村と同様に、孤児と貧困家庭の子どもを優先させ、必要とされている靴を支援しました。1月4日に配給しました。
※靴 5万ルピア×35足=175万ルピア
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by NINDJA | 2006-01-25 01:40 | NINDJAの救援活動
c0035102_0584161.jpg NINDJAは24日、北アチェ県ムアラ・バトゥ郡の友人から、以下の情報を受け取りました。

 われわれは21日、日本の支援米3tの袋を替えようとしたところ、コメはすでに腐り、虫が湧いていた。本来ならムアラ・バトゥ郡の津波被災者に配給されるべきコメが、同郡クルン・マネ赤十字社事務所に積まれたままになっていたことを残念に思う。住民によれば、日本からの支援米は、赤十字社事務所に4カ月、保管されたままだったという。
c0035102_05894.jpg クルン・マネ地域は、北アチェ県のなかでも、津波の被害がもっとも深刻であり、ただちに被災者に配給されるべきだった。ムアラ・バトゥ郡長は、受け取った段階で、コメがすでに腐っていたと語っている(地元『セランビ』紙、06年1月22日)。
 われわれは、この問題が解決されるのを望んでいる。ほかの地域でも同様の問題が発生しないよう、日本政府はただちに調査団を派遣するべきだ。(NINDJA, 06/01/24)
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by NINDJA | 2006-01-24 12:00 | 援助の問題
 エンドリアルトノ・スタルト国軍司令官はは23日、政治・法・治安担当調整相事務所でおこなわれた重要施設限定調整会議ののち、記者団に対し、重要施設を警備する国軍は傭兵として存在しているわけではないと述べた。「われわれがそこにいるのは国軍の希望ではなく、それらの重要施設を警備する必要性と要請があるからである」
 そのため同司令官は、重要施設を警備する国軍の存在が必要かどうかを確認するよう政府に要請した。
 現在、アチェのエクソン・モービルは警察に対し、警備支援の要請をおこなっている。同司令官によれば、警察は国軍の支援が必要かどうかを検討中であるという。
 紛争中は、エクソンの警備に動員された国軍部隊の数はかなり多かったが、現在は削減されているという。これは、パプアのプリーポート・マクモラン金鉱を警備していた部隊の数についても同様であるという。(TEMPO Interaktif, 06/01/23)
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by NINDJA | 2006-01-23 12:00 | その他
 アンワル・ナスティオン会計検査院(BPK)院長は21日、BPKがアチェ・ニアス復興庁(BRR)の資金の使途について調査および監査をおこなうする予定であることを明らかにした。またアンワルはBRRに対し、国際監査機関との共同作業を改善するよう求めた。
 アンワルは過去にも、2004年12月の津波被害に対しアチェに供与された援助について、BPKと協力して監査するために国際監査機関やドナー国の監査機関をアチェに連れて行ったことがある。同氏は、海外の人びとも実施された援助が被災者に届けられたのか、効果的であったのか知ることを望んでいると述べた。
 またBPKは、すでに調査に関してBRRとの協議をおこなっているという。またその調査は時間をかけておこなわれ、そのために2005年の7月からバンダ・アチェにBPK第9代表事務所を開設しており、最初の段階から調査に参加できるという。(Waspada, 06/01/23)
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by NINDJA | 2006-01-23 12:00 | その他
 ユスフ・カラ副大統領は、フィンランドのヘルシンキのインドネシア・ハウスで、長期の和平構築を目指して、自由アチェ運動(GAM)の亡命指導者と歴史的な会合をおこなった。
 副大統領はまず20日夕(インドネシア時間21日朝)、GAM指導者のマリク・マフムド(亡命政権首相)とザイン・アブドゥラ(同外相)に会った。スウェーデン在住のハサン・ティロは、健康上・天候上の理由で会合に出席できなかった。この会合にはフィンランド首相マッティ・ヴァンハネンと危機管理イニシアティブ(CMI)代表マルティ・アハティサーリ(前フィンランド大統領)も出席した。GAM指導者は和平が永続すること、和平構築が円滑に進むことを期待すると発言した。
 翌21日朝には、これらGAM指導者と、ハミド・アワルディン法・人権相、ソフヤン・ジャリル通信情報相、ハサン・ウィラユダ外相らインドネシア代表団が、別の場所で会合をもった。(Jakarta Post, 06/01/22)
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by NINDJA | 2006-01-22 12:00 | 和平への動き
 自由アチェ運動(GAM)の元交渉担当者トゥンク・カマルザマンは20日、昨年ヘルシンキの和平合意覚書でアチェ行政法の成立が3月末までと定められていることについて、それほどのこだわりはなく、むしろその内容が重要だと述べた。つまり行政法は和平合意内容と一致しなければならず、その成立が遅れること自体が問題ではないという。(TEMPO Interaktif, 06/01/21)
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by NINDJA | 2006-01-21 12:00 | 和平への動き