2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


by NINDJA
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 アチェ州ビルン県コタ・ジュアン郡ムナサ・ダヤ村で爆弾が炸裂した事件の被害者ファディル(4歳)は28日、ビルン・ドクター・ファウジア公立病院で手術を受けた。この手術はおなかの傷を閉じるためのものだ。ほかの子どもたちは回復しはじめている。この事件では、イクバルという名の子どもが死亡してている。
 爆弾はアチェ紛争時に国軍が所有していたものだと思われる。この1カ月間でビルンでは4つの爆弾が発見されている。(Liputan6.com, 06/08/28)
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by nindja | 2006-08-28 12:00 | その他
 アチェ復興庁財務次官アミン・スベクティは28日、復興庁が11億米ドルの資金不足に陥っていることを明らかにした。この資金は、たとえば家屋建築12万8000戸、家屋修繕8万5000戸といったようなインフラ整備のためにつかわれるものである。アチェ復興に必要な資金は60億米ドルにのぼるが、調達できているのは49億米ドルだけである。そのうちの21億米ドルは国家予算から、 28億米ドルは外国からの資金である。また不足分は、外国の援助(贈与)を通じて得ようとしている最中で、借金には頼らないという。(TEMPO Interaktif、06/08/28)
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by nindja | 2006-08-28 12:00 | 援助の問題
 独立選挙委員会委員長のムハンマド・ジャファルは22日、元自由アチェ運動(GAM)メンバーが政治に参加する道を開く選挙が12月11日におこなわれることを明らかにした。29年間で約1万5000人の犠牲を出した戦いに終止符を打った和平合意以来、はじめての州知事など地方首長選挙となる。選挙は、現在アチェに滞在中の国際監視団が監視をおこなう。
 2004年の津波によって13万1000人の犠牲者と50万人の避難民が出たのち、和平への機運が高まり、GAMは独立要求を取り下げ武器を捨て、インドネシア政府は元GAMメンバーが州知事の直接選挙に立候補することを認めた。また、天然資源の70%を州政府が管理することにも合意している。(Jakarta Post, 06/08/22)
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by nindja | 2006-08-22 12:00 | 和平への動き

●GAMメンバー16人釈放

 インドネシア独立記念に際して政府は、勾留していた自由アチェ運動(GAM)メンバーの政治犯16人に恩赦を与え釈放した。 GAM代表イリヤス・アベッドは18日、釈放されたメンバーが、爆弾事件や武器や大麻所持、強盗などの罪に問われ、その大部分がメダンに勾留されていたと述べた。「彼らが釈放されたことについて、神に感謝する」
 GAMメンバーの釈放は、ヘルシンキでの和平合意から今回で4回目で、まだほかに16人が勾留されているという。(TEMPO Interaktif, 06/08/18)
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by nindja | 2006-08-18 12:00 | 和平への動き
 アチェで15日、1万人以上の人びとがバンダ・アチェ中心のモスク前に集まり、最近成立したアチェ行政法が和平合意で約束された自治を骨抜きにしていると抗議、大規模なデモをおこなった。デモは地元の人権団体のゆるやかなネットワークが呼びかけた。この中には以前の抵抗勢力と関係のある団体もある。
 また同日、前自由アチェ運動(GAM)と政府高官は和平合意の仲介者であったフィンランド前大統領マルティ・アハティサーリとともに州都における1周年記念式典に出席することになっている。(Jakarta Post, 06/08/15)
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by nindja | 2006-08-15 12:00 | 和平への動き
 2005年8月15日にヘルシンキで調印された、自由アチェ運動(GAM)とインドネシア政府間の和平合意覚書の調停役を務めたフィンランド前大統領マルティ・アハティサーリは、調印1周年を記念する式典に出席するため、アチェを訪問した。前大統領は、アチェにおける和平の進展を歓迎し、訪問中の中アチェ県タケゴンで数百人の聴衆を前に、GAMおよびインドネシア政府双方が、平和を維持するためお互いを信頼し合う関係を維持して欲しいと述べた。(Jakarta Post, 06/08/13)
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by nindja | 2006-08-13 12:00 | 和平への動き
 アチェ元州知事職アズワル・アブバカルは、12月に予定される同州州知事選に出馬することが確実視されている。アズワルは、アチェ民衆情報センター(SIRA)のムハンマド・ナザルに副知事の打診をしたが、拒否されたと伝えられている。そのため幸福正義党の国会議員ナシル・ジャミルを副知事候補として擁立する。
 アズワルの州知事選出場については、現暫定州知事のムスタファ・アブバカルも肯定している。ムスタファによれば、すでに州知事=副知事候補者は政党から5組、非政党から2組が予想されているが、自由アチェ運動(GAM)はまだ候補者を出すかどうか明らかにしていないという。(TEMPO Interaktif, 06/08/13)
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by nindja | 2006-08-13 12:00 | 和平への動き
 会計検査院(BPK)副長官アブドゥラー・ザイニは6日、災害支援基金流用のブローカーになった国会議員の会計検査をするのは不可能であると述べた。BPKは、資金流出後の検査しかできず、ブローカーについてはBPKの守備範囲ではないという。(TEMPO Interaktif, 06/08/06)
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by nindja | 2006-08-06 12:00 | 援助の問題
 ユスフ・カラ副大統領は4日、何人かの国会議員が災害資金を得るために、ブローカー行為をおこなっていることを否定した。カラは、誰でも災害資金のプロポーザルを提出する権利があると述べた。しかし、プロポーザルが受け入れられるか、拒否されるかは、政府によって決められるという。
 ブローカー行為は、地方自治が実施されたのち、広まった。その結果、地方政府により多数の支援要請案が国民福祉担当調整相事務所に提出されるようになった。国民福祉調整相秘書官のステジョ・ユウォノによれば、総額4兆円に上る120のプロポーザルが提出されているという。これらは、2兆5000億ルピアの自然災害追加資金では満たされない。そのため、採用をめぐって地方政府が競い合うとしても不思議ではなく、なかには、国会とのコネクションをつかっているものもある。
 元国会議員のハムダン・ズルバによれば、地方自治がはじまった際、、資金が配当されるようになり、大きな予算配当をめぐって、国会議員へのロビーなどがおこなわれたという。ハムダンは、国会で国家予算法案の審議中、ブローカー行為がしばしば起こったと述べた。国会第2委員会委員だった同氏は、ある地方首長からブローカーを通じて、「手数料」によっての予算通過させるように頼まれたことがあったことを明らかにしている。「それは支援金の10%に達する」(Liputan6.com, 06/08/04)
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by nindja | 2006-08-04 12:00 | 援助の問題
 アチェでは反乱が収まり平和になったことで、かつてはアクセスできなかった原生林への出入りが可能になり、元GAMメンバーは銃をチェーンソーに持ち替え、伐採で儲けるようになった。こうして、世界第3の規模を誇る熱帯雨林が危険にさらされている。
 アチェの密林で5年間、ゲリラ戦を闘ってきたタイディン(25歳)は「誰もが伐採に関わっている」と言う。平和が確立されたとき、タイディンは職がなく、現金を稼ぐため、多くの反乱軍のメンバーとともに樹齢100年以上の木材を切り出しはじめた。木材を切り出す許可がないので、警察に賄賂を握らせ州都バンダ・アチェに木材を搬出しているという。
 インドネシアの熱帯雨林は、過去50年間でその約40%を失った。「地球の友」や「世界自然保護基金(WWF)」によれば、スマトラやカリマンタンの低地では、毎年ニュージャージー州と同等の面積の森林伐採がおこなわれていることから、2010年にはこれら地域で森林が消失してしまうと予測している。
 いっぽう、地震と津波の復興支援に奔走する国内外の団体は、迅速な住宅建設と合法建材を使用する義務のバランスを取らなければならない。違法木材を購入し捕らえられた団体もあれば、木材使用の少ない設計に変えたり、合法木材を得るために建設を延期したりしている。2001年から商業伐採が禁じられているアチェでは、インドネシア他地域から材木を調達する傾向が強い。しかしWWFは、インドネシアの材木の70%が保護されていることから、国外から輸入するよう呼びかけている。しかしそれを実行しているのは4団体にすぎない。(Jakarta Post, 06/08/04)
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by nindja | 2006-08-04 12:00