2004年12月26日に起きたスマトラ沖地震・津波でもっとも被害を受けたアチェ状況と支援活動について、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)が伝えます。


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 自由アチェ運動(GAM)指導者のムハンマド・ヌル・ジュリは17日、アチェ地方行政法について、たとえ98%の人びとが賛成しているとしても、残りの2%の人びとの希望は何なのかを議員は知らねばならないと述べた。ヌル・ジャリルによれば、アチェの地方行政法の主要な目標は、アチェの人びとが自分で自分の問題を処理できるように、政治から経済にいたる広範な自治を供与することにあり、法に関わる言葉をもてあそんではいけないという。(Jakarta Post, 06/06/17)
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# by nindja | 2006-06-17 12:00 | 和平への動き
 アチェ行政法案のGAM案作成チームのトゥンク・カマルザマンとファイサル・プトラは15日、特別委員会で審議が終わった行政法案について、ヘルシンキの和平合意覚書から大きく歪められており、その結果拒否される可能性があるとの見方を示した。
 カマルザマンは、たとえば覚書で合意された10の最重要項目において、国会と政府のあいだで審議を終えた行政法案に歪みが生じていると述べた。とくに、アチェ政府の権限について、アチェの政策を決めるDPRAに関する合意について記された第 7条第3項と第8条から乖離しているという。
 行政法が和平合意覚書から大きく歪んでいると考えられ、否決される可能性があるが、カマルザマンは覚書を破棄するつもりはないと述べた。また同氏は、行政法がヘルシンキの覚書に立ち返り、アチェとGAMの要求が解決するように、外国が関与する可能性は低いとの見方を示している。
 いっぽう、ファイザル・プトラは、ヘルシンキの覚書に国際的な関与をすることに対して規定があったと述べた。もし、不服を示す者があれば、アチェ監視使節団(AMM)に申し出ることができるという。「もし解決しなかった場合は政治・法・治安担当調整相、海外に住むGAM高官、欧州連合の政治コーディネーター、および危機管理イニシアティブ(CMI)理事会へ意見の対立を提出することができる」
 意見の対立は、CMIによって解決される。CMIはすべての側を拘束する決議を出せるという。しかし、ファイザルは、GAMが外国勢を参加させることをまだ考えていないとし、いぜんとして政府との政治外交に期待すると語った。(Suara Pembaruan, 06/06/16)
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# by nindja | 2006-06-16 12:00 | 和平への動き
 何人かのアチェの女性指導者が11日、バンダ・アチェにおいてアチェ女性リーグ(LINA)の誕生を宣言した。LINAは、アチェ和平協定の合意以前に、GAMとともに懸命に闘った「イノン・バレー」(寡婦部隊)のようになアチェの女性たちの、政治的意志をまとめることを意図している。
 設立者は、シャディア・マルハバン(米国人ジャーナリスト、ウィリアム・ネッセンの妻)、デウィ・ムティア(アチェ住民投票センター(SIRA)元議長ムハンマド・ナザールの妻)、チュッ・ファトマ・ダリラおよびマルヤティである。シャディアによると、この間「イノン・バレー」の女性たちや紛争犠牲者の女性たちは自分たちの運命を考える機会が与えられて来なかったため、LINAは女性たちが意志を表明し、政治に参加することができるように結成されたという。(TEMPO Interaktif, 06/06/12)
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# by nindja | 2006-06-12 12:00 | その他
 アグン・ラクソノ国会議長、ムハイミン・イスカンダル副議長は9日、アチェの復興の成果に対して失望を表明した。空間的配置の観点から、とくにウレ・レーとランパセー地域において、住民の住宅建設もインフラの開発も、計画立案がなされていないという印象を深く受けたからだという。ラクソノ議長は「政府に対し、アチェ・ニアス復興庁の実施することに注意を払うように求めた」と述べている。
 2人は7日、ともにアチェを訪問し、復興庁の仕事が遅すぎるために、いまだに約1万人が避難民となっているとの見方を示した。ムハイミンは、復興庁がつねに遅れの原因を、コミュニティがデザインに参加する空間的配置の概念に求めていると付け加えた。小規模では、そのことが了解されるが、大規模な場合、地域の長期の計画を乱すことになるという。「空間的配置は混乱しており、さらに地域開発の展望もない」(TEMPO Interaktif, 06/06/09)
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# by nindja | 2006-06-09 12:00 | 援助の問題
 政府は、アチェ監視使節団(AMM)の滞在期間を延長した。AMMは声明のなかで、AMMがアチェ州の地方選挙プロセスを監視するためにいぜん必要とされていると述べた。同選挙を規定する法律は、国会でペンディング状態になっている。国会は3月31日の法律制定期限を守れなかった。
 AMMの滞在期間延長はすでに2回おこなわれており、今回が最後の延長になると期待されている。(Jakarta Post, 06/06/08)
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# by nindja | 2006-06-08 12:00 | 和平への動き
 会計検査院(BPK)は4日、政府が、アチェの津波災害でみられた被災者支援の運用に関する事件から学ぼうとしていないと批判した。その結果、ジャワ中部地震被災者への救援物資の扱いも混乱をきたしているという。「アチェ津波被災者支援の会計検査の結果は、支援金を流用した者がいたことを示している。しかし、政府はそれに対処しなかった。その結果、ジャワ中部地震被災者への支援にも混乱がみられる」(detikcom, 06/06/04)
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# by nindja | 2006-06-04 12:00 | 援助の問題
 北アチェのスヌドン郡ウレェ・ルベック村では、津波被災者のうち数十世帯がアチェ復興庁が建設した住居への入居を拒否していることが2日、明らかになった。入居を拒否している理由は、基準に満たない劣悪な資材で住居が建てられたためであり、アチェ復興庁の用意した住居にはいるくらいなら掘っ立て小屋で暮らしたほうがましだ、と住民たちは訴えている。(Serambi, 06/06/02)
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# by nindja | 2006-06-02 12:00
 アチェの30のNGOから成る「民主主義のためのアチェネットワーク(JDA)」は1日、作業委員会の閉鎖的な審議によって、アチェ行政法の論点である、自治、地方政党、イスラーム法の施行および天然資源収入の分配の審議に、政治的な欺瞞の機会を与えていると訴えた。JDAのアグン・ウィジャヤは「作業委員会に危機感はなく、自分たちの抜け目のない駆け引きを隠蔽するため、審議を公にしていない」と批判した。
 特別委員会が解散されたのち、国会は未解決事項について審議するため作業委員会を立ち上げた。1週間前、南ジャカルタのホテルで作業委員会は政府代表とともに懸案事項について秘密裏に審議をおこなった。審議前、フェリー・ムルシダン・バルダン特別委員会議長は、進行に従い、日々の記者発表をおこなうと約束したが、これまで記者会見も公式声明も出されていない。
 唯一公式に召喚されたアチェ議員のハイルル・アマルさえも、ホテルに入ることを許されず、アマルは、「アチェ人の意志を伝え、審議をモニターするのは、委員会に参加しているアチェ人法律家を通してのみだ」と語った。法律家には、ファルハン・ハミド国民信託党員やナシル・ジャミル幸福正義党員がいる。アマルは、「いまのところ審議は本題からそれていないと聞いているが、決着がつくのにあと1週間はかかるだろう」と述べている。
 いっぽうバンダ・アチェでは、何百人もの学生やNGO活動家が、閉鎖的な審議に対して反対集会を開いた。集会に参加したジルハンは「もし法案がヘルシンキの和平協定と反する内容になればわれわれは地方選挙をボイコットする」と述べた。(Jakarta Post, 06/06/02)
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# by nindja | 2006-06-02 12:00 | 和平への動き
 汚職撲滅委員会(KPK)は、579億ルピアの重機調達の入札書類偽造事件捜査のため、アチェに調査団を派遣する予定である。その理由は、現在おこなわれている調査が遅れているとKPKが感じているからである。
 その入札に参加した企業のひとつであるサリ・ティオド社のイスマイルシャ代表取締役は30日、苦情書類を提出した際にKPKのウィドド苦情処理部長と直接会い、同部長が早急に調査団を派遣を約束したと述べた。
 またイスマイルシャによれば、この事件にはアチェ・ニアス復興庁(BRR)、アチェ州道路計画振興作業部、入札委員会など多くの関係機関が関わっている可能性があるという。(Raja Post, 06/05/31)
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# by nindja | 2006-05-31 12:00 | 援助の問題
 ユスフ・カラ副大統領は25日、東京での会議中、液化天然ガス(LNG)需要の50%をインドネシアからの輸入に依存している日本に対し、インドネシアでLNGプラントを開発することを勧めた。「将来、われわれは国内で増えているガス需要を満たすことを優先し、余剰が出た場合のみ輸出する」
 インドネシアのガス輸出のほとんどが日本向けで、これに韓国と台湾がつづいており、長期契約のもと、3カ国だけで1200万tのLNGをインドネシアから輸入している。日本向けの契約のいくつかは2008年で終わり、そのほかの契約も2010年に満期となる。そしてその後、契約を更新しないこともあり得るという。
 LNGの輸出が国内の燃料不足を招いており、アチェ州にあるアセアン・アチェ肥料社、イスカンダル・ムダ肥料社は、ともにガス供給不足により閉鎖された。また、クジャン肥料社も危機的であり、国営電力会社(PLN)も多くの発電施設にガスを供給できていない。(Jakarta Post, 06/05/26)
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# by nindja | 2006-05-26 12:00 | その他